「秋田犬並の大きさの犬のペットとしての注意点とは?(前編)」では、 秋田犬 の性格や必要な運動量についてお伝えいたしました。
後編では、秋田県の大きさに必要な餌の量や、その体の 大きさ 故に注意すべき飼い方について、お伝えいたします。
秋田犬並の大きさの犬のペットとしての注意点とは?(後編)
大型犬はお金が掛かる?
秋田犬などの大型犬を飼う際にはお金の面でも事前にしっかりと認識しておく点がいくつかあります。
初めて犬を飼う人、今まで犬は飼ったことはあっても小型犬や中型犬だった人は、特に注意が必要です。
秋田犬のような大きさの犬の場合、自身ではある程度覚悟をして飼い始めたものの、実際は毎日の生活の中で思いもよらないこともあるようです。どのようなことなのでしょうか。
まずもっとも身近な点では餌についてです。
超小型犬である平均2kgのポメラニアンの場合、一日に与える理想的な餌量は60gから70g程度です。
一方平均40kgの大型犬である秋田犬の場合、一日に与える餌の量は550gから700g程度が理想的と言われています。
わずか一日の餌量だけで、超小型犬と大型犬では10倍異なります。
超小型犬であれば1kg入りのドライフードであっても2週間以上もちますが、大型犬では2日ももたないことになります。
単純に餌代が10倍になるわけではありませんが、大型犬の餌代は高額になることは頭に入れておく必要は充分にあります。
また家族が旅行する際などに犬を預けるペットホテルでも、超小型犬や小型犬であれば1泊3,000円程度ですが、秋田犬のような大型犬になると5,500円や6,000円程度と2倍近くになります。
病気で入院した際の入院代も犬の大きさによって異なる病院がほとんどです。
このように秋田犬をはじめとした大型犬を飼うことはほかの大きさの犬種を飼うよりもお金や労力の面で少なからず負担を感じる点があるということをあげてみました。
しかし一方で、大型犬は赤ちゃんなど幼い子供に対しての強い母性愛のような心をもっていて、飼い主の子供が泣いていたら顔を舐めたり、寝ている赤ちゃんにわざわざ寄り添うように横たわったりといった行動をとる子も多いと言われています。
幼い子が自分のおもちゃで犬の顔をぶったり、尻尾を引っ張ったりしても、噛んだり吠えたりすることもなく、「仕方ないな」というような表情をしながらも包容力をもって寄り添う大型犬は、みていても本当に愛らしく思えます。
もちろんしっかりとしたしつけがあった上でとられる行動です。
しかし世界中でも感動を与えたあの忠犬ハチ公のように、日本犬ならではの飼い主に非常に忠実で、穏やかで優しい性格の大型犬はこれからもますます人気が増しそうです。
まとめ
秋田犬並の大きさの犬のペットとしての注意点とは?(後編)
大型犬はお金が掛かる?