「猫カフェでもアクティブベンガルは甘えん坊さんの一面も? (前編)」では、 ベンガル 猫の特徴や 猫カフェ の特徴についてお伝えいたしました。
後編では、保護猫カフェについて、また保護猫カフェのシステムについてご紹介いたします。
猫カフェでもアクティブベンガルは甘えん坊さんの一面も?(後編)
保護猫カフェとは?
かつての猫カフェとは、単純に猫と触れ合いたい人をさまざまな種類の猫で迎え、お茶を飲んだり、猫におやつを与えたりするだけの場所でした。
しかし猫の管理や餌代など非常に経費が掛かるものの、カフェの入場料をあげることも難しく、経営は非常に難しいものでした。
そのため過去には劣悪な環境の中で経営をしていた店舗も少なくありませんでした。
結果的に金銭的に経営が追いつかず閉店となり、飼われていた猫たちは頭数の多さからすべての飼い主を探すことも難しく、無理矢理経営者が多頭飼いするなど、猫にとっても決して幸せとは言えない状態になっていることも少なくありませんでした。
そういった背景もあり、安易に猫カフェを始め、不幸な猫たちを増やさないために2017年に保護猫カフェ協会が作られました。
従来の猫カフェには、子猫や一度も人に飼われたことがない、ある意味猫カフェがデビューの子たちが多かったと言えます。
しかしこの保護猫カフェ協会に登録されている店舗の猫たちは、何らかの事情で飼えなくなった子、動物管理センターや愛護センターでやむを得ず処分せざるを得なくなった子、地域猫などを積極的に保護しているのです。
去勢手術や避妊手術、ワクチン接種、その他の健康診断などを受けさせた上で、きれいな姿にしてあげます。
飼い猫であったにもかかわらず脱走癖や性格などから飼い主がさじを投げてしまった子や野良の状態の地域猫の場合は、人間に対して非常に警戒心が強く、すぐにはカフェデビューはできません。
それをスタッフたちは人に慣れさせ、触られたり、抱っこされたりすることを嫌がらない、人を信用できるような状態になるまで訓練します。
それは本当に根気のいることです。中には虐待を受けていた子もいるため、人間嫌いの子たちは少なくありません。
このように猫が好きと言うだけでは絶対にできない、猫を守りたいという強い気持ちから、処分される運命だった子たちの多くを救っているのです。
しかし保護猫カフェ協会に登録されている店舗で保護しているだけでは増える一方で、結局飼いきれないという悪循環をもたらせます。
これらの店舗では、カフェで見学したり触れ合うことで、いずれ来店者たちに猫を譲渡できるシステムをとっているのです。
地域猫が多い場合はどうしてもミックス種が多くなりますが、元々過去には家で飼われていたなどの猫の中にはベンガルなどの純血種も居るようです。
通常の猫カフェと異なり、保護猫カフェ協会に登録されている店舗は、おもに保護された猫であるため、譲渡を希望している人にとっては希望の純血種を探すことは難しいかもしれません。
保護猫カフェ協会の方々と同じように、猫種に関係なく、それぞれの子たちの性格などをみて関わった上で、その子の命というものに責任を持って守ってあげられる人が譲渡できることが理想的です。
一般的な猫カフェの中には、純血種の猫を譲渡やレンタルをしている店舗もたくさんあるようです。
譲渡について子猫はもちろんですが、既に何年もカフェに居る子についても譲渡は可能なようです。
近年、犬や猫の販売価格が高騰している中、猫カフェでの譲渡価格は市場よりも安価で提供しているところも多いため、今後飼うことを検討している人はカフェ回りしてみることも良いかもしれません。
まとめ
猫カフェでもアクティブベンガルは甘えん坊さんの一面も? (後編)
保護猫カフェとは?