賢い 性格 ゆえに扱いきれず手放す人もいると言われていますが、それは飼い主の問題が大きく、飼う前にどのような方法でしつけをおこなえば良いかをしっかり学ぶべきなのです。
果たしてダンスやディスクキャッチも出来るほど有能な ボーダーコリー とはどのような犬種なのでしょうか。
高いIQのボーダーコリーは賢い性格ゆえに飼う難しさも(前編)
コリーに分類される犬種はたくさんある
ボーダーコリーも属するコリー犬にはさまざまな種類があります。ラフコリーは元祖コリーと言われるほどコリー犬の中でももっとも代表的なものです。体高が60cm前後、体重も30kg程度と大型犬に分類されます。
古くは「名犬ラッシー」などラフコリーを使った著名な映画やテレビ作品は数多くあります。
スムース・コリーは体高60cm前後、体重30kg程度の大型犬に分類されます。ラフコリーのスムースタイプとなりますが、足もスラリとしていて非常にスレンダーな体つきです。
ラフコリーと比較しても、一般的にはほとんど目にすることがないほど、世界的にも浸透している頭数は少ないようです。
シェットランド・シープドッグは体高35cm前後、体重10kg程度と小型犬に分類されます。
大型犬のラフコリーと比べると、シェットランド・シープドッグは小型で屋内でも飼うことが出来るため人気が出ました。
少し神経質で吠えやすいと言われた時代もありましたが、無駄吠えの少ない個体同士を掛け合わすなどさまざまな改良も進められ、より飼いやすくなってきているようです。
オールド・イングリッシュ・シープドッグは体高が60cm前後、体重30kg程度と大型犬に分類されます。
顔にも目が隠れるくらいの長毛に覆われ表情は読み取りにくいですが、非常に穏やかな性格です。ミュージカル「アニー」に出演したことで、多くの人たちが知ることとなりました。
ボーダーコリーは体高50cm前後、体重は20kg以下程度の中型犬に分類されます。古くから牧羊犬として知られていて、羊の誘導を素早く意欲的に働いてくれる賢い犬種です。
ボーダーコリーというとブラック&ホワイトの配色に、比較的とがった鼻に、鼻周りから頭にかけて1本の白いラインが入ったタイプの色合いのものがもっとも多くみかけます。
そのほかにもチョコ&ホワイト、レッド&ホワイトなど三十種類以上の配色があります。
中でもマールという大理石を意味する言葉の入ったブルーマールは、黒毛部分にシルバー、ホワイト、グレーなどの毛が混じり合った配色で、ボーダーコリーの中でも人気が高い色合いです。
そしてブルーマールのボーダーコリーは左右別々の色の目の子や障害をもった状態で生まれてくるリスクが高いと言われています。
左右別々の色の目の子は遺伝的なものと、病気である可能性もあります。もちろん何の問題もなく元気に成長して生涯を終えるブルーマールのボーダーコリーもたくさんいます。
しかしどうしても何らかの身体的問題を抱えて誕生するリスクが高いと言われている配色のボーダーコリーだけに、ブルーマールを購入する場合は、2、3世代前の家族に病的な問題がなかったかどうかをきちんと確認することをお勧めします。
ボーダーコリーは非常に飼い主に従順で賢い性格の個体が多いと言われています。
そのためもし購入後に何らかの身体的問題が発覚しても、家族として迎え入れたからには、最後まで責任をもって可愛がってあげるようにしましょう。
まとめ
高いIQのボーダーコリーは賢い性格ゆえに飼う難しさも(前編)
コリーに分類される犬種はたくさんある