ブリティッシュショートヘア は一見するととても頑丈そうで医者知らずのように見受けられるかもしれませんが、実は病弱かもしれないと覚悟しておいたほうが良いでしょう。
家に迎え入れて環境があわないとすぐ 病気 になるわけではありませんが、注意が必要です。
病気はセット?ブリティッシュショートヘアの健康
清潔な住まい
飼い猫を外に出すかどうか、一緒に散歩をするか猫のみで自由に外出させるかはお住まいの地域の慣習に従いましょう。自由に外出させるとなると、行動範囲を飼い主さんは把握することがほぼ不可能になります。
ブリティッシュショートヘアは「皮ふ炎」にかかりやすいので、自由行動をさせてなにかの拍子に湿疹の原因となるようなものと接触してしまう可能性は大いにあります。
民家の軒下などにはノミやダニ、病原菌をもったネズミなどが生息していることも想像できます。
ブリティッシュショートヘアに限らず、自分の健康を害するものかどうかを判断する能力は高くはありませんので、飼い主さんのほうで予防するべきです。
皮ふ炎の原因は外ばかりにあるのではなく、家のなかにもあります。寝床の掃除を怠っていたり、家のなかが全体的にホコリっぽい、栄養の偏りなどストレスになると脱毛、フケ、湿疹などの症状があらわれます。
ストレスには飼い主さんが遊んでくれない、運動不足などさまざまな原因が含まれます。
46時中かゆがっていたり、ただれがある場合は直ちに病院へ連れていきましょう。治療法は抗生物質の投与や塗り薬が一般的です。
どちらにするかは症状によって獣医さんが決定することです。この治療で皮ふ炎が完治しても予防策を講じなければ無意味です。
家のなかを徹底的に掃除をして特に寝床は清潔をキープしましょう。定期的にアレルゲンの検査を受けるのもお勧めです。
過保護でも良い
ブリティッシュショートヘアは「胃腸炎」にもかかりやすいです。
原因として多いのは細菌感染、誤飲誤食などです。細菌はエサやお水、おもちゃ、トイレなどからの感染が最も可能性が高いので新鮮なエサや清潔な器、おもちゃやトイレも除菌シートなどで拭くなどの予防が大切です。
お水は1日2回以上は取り替えるようにして、エサも残っているからとそのままにしておかずに朝夕取り替えましょう。
誤飲誤食は人間の乳幼児がいると思って床をチェックして危険がないか毎日家の隅々まで確認する必要はありませんが、少なくとも週に1度は点検したほうが良いです。
エサ場や寝床の周囲に限らず、ブリティッシュショートヘアが秘密基地にしているような場所があれば口を開けたらホコリが入る状況ではないか把握しておきましょう。
胃腸炎の症状はわかりやすく、下痢や嘔吐をしたら胃腸炎と判断して良いです。下痢や嘔吐をしてケロッとしているようなら心配しなくても大丈夫です。
自分で自然に胃腸を休める休養に入ります。急性で重症化すると脱水症状により命に関わることがありますので、グッタリしていたらすぐに病院へ連れていきましょう。
整腸剤の輸液やウイルス性胃腸炎のときは抗生物質の投与をします。
食べ過ぎは命とり
食べ過ぎと運動不足が健康に悪いのは人間でなくても一緒です。ブリティッシュショートヘアも「糖尿病」にかかります。一見元気そうにみえても、からだのなかはボロボロかもしれません。
どうみても肥満体型であれば幸せそうな顔をしていても糖尿病を疑って病院へ連れて行ったほうが得策です。早めに治療を開始するほうがからだもお財布の負担も軽くなります。
肥満ではなく急に体重が減少したり多飲多尿、嘔吐などの症状がみられることもあります。
治療は人間と同じです。死ぬまでインシュリン注射をしなければなりません。あわせて、ミネラルを含むバランスのとれた適量の食事、運動も欠かせません。
一度病気になるとほかの病気にもかかりやすくなり、「尿結石」にも注意しましょう。尿道が細いと発症しやすいのでこれは予防のしようがありませんが、食事の栄養の偏りも原因になります。尿結石の場合はとくにミネラルを多く含んだ食事を与えます。
軽度なら結石を溶解する薬の投与で治りますが、結石が大きくなると外科的な手術で石をとることになり出費がかさみます。運動をする、定期検診を受けること、住環境の清潔はすべての基本です。
まとめ
病気はセット?ブリティッシュショートヘアの健康
清潔な住まい
過保護でも良い
食べ過ぎは命とり