のっぺりとした顔、片目のまわりに大きなブチ、というイメージを持つ ブルテリア は、愛嬌にあふれる犬と人気です。のんびりした犬に見えますが、ブルドッグの闘争性とテリアの俊敏さをあわせ持ち、とても賢い犬なのです。
ブルテリアの 子犬 の入手方法としつけの仕方をご紹介します。
子犬との信頼関係を築くことがブルテリアのしつけの秘訣
ブルテリアのサイズと特徴
ブルテリアは、18世紀のイギリスでホワイト・イングリッシュ・テリアとブルドッグを交配させて生まれた犬です。
スタンダードとミニチュアの2種類があり、スタンダードの体高は48~56センチ、体重は20~28キロで、中型犬サイズです。
ミニチュアは体高が25~35センチ、体重が7~15キロ程度で、ミニチュアと呼ばれてはいますが、小さめの中型犬といったサイズです。
頭頂から鼻の先までくびれがなく、のっぺりとした顔をしています。体はがっしりと骨太で、首が太く、耳は立っています。
毛色は、ホワイト、レッド、ブリンドル、フォーン、ブラックなど多様です。毛はショートコートなので、手入れは簡単です。
一番人気は、毛色がホワイトで目にブチがある子犬です。片目のまわりにある丸いブチをアイパンチといいますが、このアイパンチを持って生まれた子犬は高額で販売されています。
5ヵ月未満の子犬から飼い始めるとよい
近年の日本では、小型犬の人気が高いので、スタンダードブルテリアよりも、ミニチュアブルテリアの方が人気です。
ミニチュアブルテリアを取り扱っているペットショップはありますが、多くはありません。スタンダードブルテリアは、ペットショップではまず見つかりません。
ブルテリアを飼おうと決めたら、ペットショップで探しまわるよりも、直接ブリーダーに問い合わせて、予約をする方が良いでしょう。販売価格は、20~30万円ほどですが、年齢や毛色、顔つきによって違います。
ブルテリアは、生まれて間もない頃から体の特徴がはっきりとあらわれるので、どんな毛色と柄になるのかわかりやすいです。特に、目のまわりのアイパンチがきれいな丸であるほど、相場よりも高額で販売されています。
子犬を選ぶ時は、四肢が太くしっかりしているか確認しましょう。ブルテリアは成長が早く、生後5ヵ月くらいで成犬の大きさまで成長します。5ヵ月未満の子犬が人気で値段が高く、5ヵ月以上になると値段が下がります。
スタンダードであるかミニチュアであるかはあまり関係なく、だいたい同じ値段です。大きくなる前にしつけをする方がよいので、できれば5ヵ月未満の子犬から飼い始めましょう。
他の犬と仲良くするのが難しい犬種なので、すでに他の犬が飼われている環境に慣れないこともあります。多頭飼いには向かない犬です。
子犬からしつけて落ち着いた犬に
ブルテリアは、マンガなどで浸透したイメージから、多くの人たちがおバカさんで扱いやすい犬だと思っています。
しかし、ブルテリアは元々闘犬として育てられた犬なので、気性は激しく、とても賢い犬です。警戒心が強く、飼い主や家族以外に敵意を感じることがあり、本気で他の犬とケンカになれば飼い主にも止められないほどです。
従順で落ち着いた性格の犬となるよう、子犬の頃からしっかりとしつけます。ブルテリアは頭のよい犬ですが、頑固でもあるので、すんなりと言うことを聞かないかもしれません。根気よく時間をかけて、飼い主の指示を覚えさせます。
まずは、飼い主がリーダーであると認識させましょう。子犬だからと甘い顔ばかり見せず、上下関係をしっかり教えます。元々は闘犬であり、ブルドッグの血統が混じっていますので強いアゴを持っています。
普段おとなしくても、相手に挑発されると向かっていくこともあります。成長してから人や他の犬を噛んで大怪我をさせないように、噛み癖をつけないようにしましょう。
しつける時は、ただ厳しく叱っては逆効果です。十分に愛情をかけて、飼い主との信頼関係を築きながら、指示に従うように訓練していく必要があります。
こちらの指示通りにできた時には、少し大げさなくらいに褒めてあげましょう。飼い主との信頼関係が十分にあれば、成長してから問題行動をするようなことがなくなります。
まとめ
子犬との信頼関係を築くことがブルテリアのしつけの秘訣
ブルテリアのサイズと特徴
5ヵ月未満の子犬から飼い始めるとよい
子犬からしつけて落ち着いた犬に