「マスコットのように小さく可愛いチワワは警戒心が強い性格?(前編)」では、 チワワ がなぜ吠えるのかご説明いたしました。
後編では、チワワがどのような場面で 警戒心が強い 性格 と感じるのか、また警戒心を緩和するためにどうすればよいのかご紹介いたします。
マスコットのように小さく可愛いチワワは警戒心が強い性格?(後編)
どのようなシーンで警戒心の強さを感じる?
チワワの警戒心の強さはどのようなシーンで感じるのでしょうか。
代表的なシーンとしては強い雨音や風、雷、通り過ぎる車など屋外のさまざまな音が聞こえたとき、玄関チャイムが鳴ったり来客者があったとき、ご飯中に食べている食事や食器を触ったとき、遊んでいるおもちゃを取られたり取られそうなときなどは、敏感に反応して、うなったり吠えたりします。
知らない人や物と関わったり、ものを取られるなど、自分のテリトリーに入られること対し、特に警戒心が強いのです。
チワワはほかの犬種と比べると、確かに警戒心が強い性格の傾向と言われているため、吠えやすい犬種とも言われています。
だからと言って諦めて、誰にでもやたらと吠えることを許してはいけません。しかしどのチワワもそうではなく、小心者で常におびえてブルブル震えて一切吠えない子もいます。
やはり同じ犬種でも個体ごとに性格も異なる上に、幼いころからの飼い方や環境で性格はずいぶん変化するようです。
警戒心を緩和させるためには?
チワワなど警戒心が強い性格の犬種に対しては、最初の関わりかたが非常に重要になります。
犬好きの人は、初対面の犬に対して「わー、可愛い」と興奮しながら両手を広げて、犬に覆い被さるように抱きついて撫でたりします。
しかし小型犬や警戒心の強い性格の犬種にとって、自分よりも大きい知らない存在が急に激しく接近してくる行動は恐怖以外何ものでもありません。
初対面はできる限り犬目線になるようにしゃがみ込んで、すぐ犬に触れようとするのではなく、下から手を差し伸べて、声を抑え落ち着いた口調で声かけをし、犬から近づいてくるまで待つようにしましょう。
次第に犬はその人の臭いをクンクンと嗅ぎながら、徐々に距離を縮め、自分のペースでゆっくりと相手への警戒心を解くのです。
また警戒心が強い性格の犬種には、飼いはじめの幼いころから警戒心を緩和させるような訓練するようにしましょう。
飼い主の指示に忠実に従うように主従関係をしっかりと示して飼うことが重要になります。
ご飯や食器を触ることに対して吠えないようにするためには、幼いころからおやつやご飯を飼い主の手から与える機会を頻繁に作りましょう。
その際も必ずお手やおかわりと言った指示を与えましょう。これを毎回おこなうことによって、きちんと飼い主が上の立場だと言うことを覚えさせるようにしましょう。
テレビでは犬がリードをくわえて、飼い主に「お散歩行こう」アピールをしているシーンなどをよくみます。
これは非常に賢く可愛らしいものですが、逆を考えると、犬が散歩に行きたいときに飼い主が従うということになります。
このように飼い主が無意識にでも犬主導の行動ばかりとっていると、飼い主と犬の主従関係が逆転して、徐々に飼い主の命令を聞かなくなり、気にくわないことがあると飼い主に対してうなったり、吠えるようになるのです。
主従関係はきちんと保ちつつ、遊びなどを通じて可愛がるときはしっかりと可愛がることで、犬たちは飼い主に対して「この人は守ってくれる信頼のできる人」という安心感をもつようになります。
それは散歩などでほかの犬や人間と会ったときのチワワのもつ強い警戒心を解きほぐすことにも繋がるのです。
そして幼いころから頻繁に公園やドッグランなどに足を運ぶようにして、できる限り多くの犬や人間と関わりをもち、社会性を学ばせることで、吠えづらい性格に変わることが多いようです。
まとめ
マスコットのように小さく可愛いチワワは警戒心が強い性格?(後編)
どのようなシーンで警戒心の強さを感じる?
警戒心を緩和させるためには?