チワワ は 性格 が 悪い というイメージを抱いている方は少なからずいらっしゃるようです。
どのような経緯で性格の悪い犬種ということになったしまったのかは定かではありませんが、チワワの生態から検証してみましょう。
チワワの性格は悪い?その真相は
良し悪しは受けとめ方次第
人間もそうですが、犬の性格も遺伝による先天的なものと生活環境などによる後天的なものが融合してできあがります。
チワワの場合は毛色や被毛の種類によっても違いがあらわれるといわれますが、これは都市伝説のようなもので実際はあまり当てはまらないといえます。毛色や被毛によって飼い犬の性格を決めつけるのは愚かなことです。
チワワはワガママ、性格が裏表が激しい、頑固で気難しいなどといわれてしまうことがほかの犬種よりも多いのはなぜなのでしょうか。
チワワは小型で一見かわいらしいので、性格もかわいらしいに違いないという一種の思い込みが期待値をアップさせているのかもしれません。
元来、警戒心と縄張り意識は大型犬以上にお持ちなので見知らぬひとやトラウマのあるひとには愛想を振りまいたりはしません。
犬は愛嬌の良い動物という気持ちで近づくと全然友好的ではなく警戒されて勝気に吠えまくられたりするので、性格が悪いといわれてしまうのかもしれません。
しかし飼い主やご家族、気心の知れたひとなどには愛情をもってフレンドリーに接します。社交的な性格になってほしい場合は苦労しますが、番犬としては優秀な性格です。
人も犬もある程度の警戒心と排他的な感情をもっているほうが身を守ることができます。みた目も中身もかわいらしくいてほしいというのは、人間のワガママではないでしょうか。
攻撃型を甘やかすと
飼い主さんやご家族が勝気な性格はチワワの個性だと認識しても、よその方々はそうは受けとめないことのほうが多いでしょう。
たとえば家のなかから窓越しに外を通る人々に向かって日がな吠えていたり、なにかのチャイムやインターホンが鳴るたびに吠えて吠えまくり近隣や来訪者にしつけが悪いと思われるのはソンなことです。
吠えぐせのついてしまった成犬のチワワをしつけ直すのは素人にはむずかしいので、専門のトレーナーさんなどにお願いしたほうが早いです。
それまで家で甘やかされていると、飼い主さんやご家族に従っているようにみえても内心みくびられていることもあるので、見知らぬトレーナーさんに預けてリセットしましょう。
トレーナーさんには費用がかかりますので、子犬のときからみっちり厳しくしつけておくのが得策です。
飼い主さんやご家族も、いずれ大きくなることがわかっている場合は多少緊張して接したり将来を見据えてしつけやトレーニングをするようですが、チワワはいつまでも小さいのでついつい甘やかしてしまうのです。
もともとが温和な性格ではないことを認識して、吠えぐせや噛みぐせがつかないように子犬の頃から心を鬼にしてしつけるべきです。
カンちがいで不良に
しつけに失敗すると凶暴な性格になってしまうこともあります。頭の回転も悪くなるため、なぜ怒られたのかもわからず反発してますます暴れん坊のようになるとチワワのほうが気の毒です。
野放しにしてこの世界でいちばん偉いのは自分だとカンちがいしてしまうと、危険な目に遭うことも多くなります。脱走して外に出ていき、無鉄砲なことをしてケガをすることもあるかもしれません。
ですからきちんとしつけて、自分はからだが小さく飼い主の庇護の下で生きながらえているのだと認識させる必要があります。自分はおとなしくしているのがいちばんおトクなのだと刷り込むのです。
とはいえ勝気で怖いもの知らずな性格が全てではなく、臆病な面もあります。人間にはあれほど強気なのに大きな物音にビビったり、強風の音に固まってしまったりします。人間と同様にチワワも怖がりで自尊心の強い個体のほうがよく吠えます。
自然体でいるほうがチワワも疲れないので、のびのびと過ごせるように幼少期からのしつけは大切なのです。
小さいのでメンタルも弱いのかと思いきや、ストレスがたまりにくい性質もありお留守番も大好きです。
自立心を高くもつ素質があるので、その素質を潰さないようにしつけをして立ち居振る舞いの計算のできるチワワに育てましょう。
まとめ
チワワの性格は悪い?その真相は
良し悪しは受けとめ方次第
攻撃型を甘やかすと
カンちがいで不良に