「活発で賢く癒やし系の性格のダックスフンドはファミリー向き(前編)」では、 ダックスフンド の由来や種類についてお伝えいたしました。後編では、ダックスフンドの 性格 や罹りやすい疾患をお伝えいたします。
活発で賢く癒やし系の性格のダックスフンドはファミリー向き(後編)
ダックスフンドは懐きやすい?
飼い主には非常に従順で、指示にも素直に従ってくれる性格の個体が多いため、しつけは比較的しやすいと言われています。短足のため歩き方がチョコチョコしていて、あまり活動的にみえないかもしれませんが、猟犬の名残もあり、実際には非常に活発で遊び好きです。
吠えやすい犬種という人もいますが、恐らく個体によってのものか、あるいは飼い主が興奮させるような遊び方ばかりさせると、犬の方も吠えることで飼い主が喜んでくれていると勘違いして、吠えやすくなる可能性が高くなります。
しかし基本的には飼い主に従順な子が多いため、餌をあげる際やお散歩に行く際など、その子にとって嬉しいことをする前には必ず「お手、おかわり、待て」など、落ち着かせる支持を毎回出すことにより、喜びから興奮して吠えるという一連の行動をとらなくなります。
ただしダックスフンドは比較的寂しがり屋さんの性格と言われているため、寂しくてクンクン飼い主を求めるような声をあげることはよくあると言われます。
また警戒心も強いため、知らない訪問者に対しては、激しく吠える個体もいるため、それが習慣にならないようにしっかりと躾けることが必要です。
こんな病気になりやすい?!
ダックスフンドはほかの犬種と比べて、いくつかなりやすい病気があります。仰向けにさせて、後ろ足の付け根の左右どちらかがポコッと出ていたら、鼠径ヘルニア発症の疑いがあります。一般的に脱腸と表現されることが多いです。
先天性な場合も多く、中には激しい下痢を繰り返したり、腸捻転、腹部痛、排尿障害などがある場合は、手術の必要があります。
そのほか椎間板ヘルニアも発症しやすい病気です。日ごろから滑りやすいフローリングを歩いていたり、ピョンピョンよくジャンプしたり、ソファーなどに飛びあがる習慣がある子は、後ろ足にまったく力が入らなくなったり、急に足を引きずってまったく歩けなくなり椎間板ヘルニアを発症します。
骨と骨の間のクッション材がずれたことで起こる症状で、手術の必要がありますが、40万円程度と高額な上、完治が保証されるものではありません。中には術後も何とか歩けてもフラフラした状態は治らないまま子もいます。針治療などを並行してやる子もいるようです。
ダックスフンドは胴長のため、ほかの犬種よりも腰回りに負担がかかりやすいため、発症の確率は非常に高いです。遊んで欲しくてピョンピョン飼い主にまとわりついたりする行動は、飼い主にとっては、可愛くてたまらない行動でしょう。
しかし腰に負担がかかるような行動はますます発症リスクを高めます。ダックスフンドは非常に飼い主思いの性格のため、小さいころから、できる限り、発症しやすい行動はとらせないように躾けることでリスクを低くすることも出来ます。
日ごろからの行動が負担になることを十分理解し、できる限り予防する生活をおくってあげるようにしましょう。
まとめ
活発で賢く癒やし系の性格のダックスフンドはファミリー向き(後編)
ダックスフンドは懐きやすい?
こんな病気になりやすい?!