日本ではまだ知名度が低い デグー ですが、人に懐き、しぐさがかわいらしいので、デグーを飼いたいと希望する人が増えています。
ネズミに似ていますが、エサや環境など飼育方法に違いがあります。デグーの特徴、毛色による 値段 の違いなどをご紹介します。
デグーを飼うための準備とは?デグーの値段はどのくらい?(前編)
デグーの特徴は?飼いやすいの?
デグーは、南米チリの山岳地帯に生息している齧歯(げっし)類です。体長(しっぽを含まず)は12~20cmほどで、体重は350g以下です。
草食動物で、6~10年ほど生きます。毛並みは柔らかくツヤがあります。
聴覚と視力がよく、嗅覚はあまり発達していません。敵を警戒する時は、高い所に登って、主に聴覚と視覚を使います。
砂浴びが好きで、砂浴びをして毛を清潔に保つので、体臭はほとんどありません。巣の中で排泄することはなく、通常は巣の入り口でフンをします。
デグーはよく鳴き、自分の気持ちを表現します。歌っているようにも聞こえるので、「アンデスの歌うネズミ」と呼ばれています。集中力や学習能力があり、好奇心旺盛です。よく人に懐き、手の上に乗ったりします。
しかし、学習能力があるだけに、一度飼い主を嫌うと信頼関係がなくなってしまい、それ以後懐かなくなってしまうので、取り扱いにはよく注意を払わなければなりません。
デグーの種類は、アグーチ、ブルー、パイドが基本
デグーを取り扱うペットショップはだんだん増えてきています。大きなペットショップや小動物専門店であれば、デグーを店頭で見かける機会があるでしょう。
デグーの値段は4,000~35,000円程度と幅広いのですが、その差は月齢や毛色によるものです。「アグーチ」「ブルー」「パイド」の3種類の毛色が基本です。
アグーチ
茶色のデグーでノーマルとも呼ばれています。一番ポピュラーで、一番値段の安いデグーです。値段は4,000~10,000円程度です。
ブルー
実際の毛色はブルーではなくグレーです。デグーによってブルーの濃さは違います。アグーチよりも毛が柔らかいです。値段は7,000~20,000円程度です。
パイド
パイドとはブチのことです。パイドはさらに種類がわかれます。
「アグーチパイド」は、茶色のアグーチに白いまだら模様が入ったデグーです。値段は10,000~15,000円程度で、模様の入り方がきれいなほど高額です。
「ブルーパイド」は、ブルーに白のまだら模様が入ったデグーです。白よりもブルーの割合が多いのが特徴です。値段は15,000~20,000円程度です。
「ホワイトパッチドアグーチ」は、ベースが茶色のアグーチですが、白の割合が多いデグーです。値段は20,000~30,000円程度です。
「ホワイトパッチドブルー」は、ブルーのパイドの中でも白の割合が多いデグーです。値段は25,000~35,000円程度です。
日本より欧米の方がデグーをペットとして飼う人が多く、上記以外の毛色のデグーも存在します。
まとめ
デグーを飼うための準備とは?デグーの値段はどのくらい?(前編)
デグーの特徴は?飼いやすいの?
デグーの種類は、アグーチ、ブルー、パイドが基本