犬を飼うならスタイリッシュな ドーベルマン を飼育することに憧れる方も多いことでしょう。
ドーベルマンの子犬はペットショップなどの店頭で販売されているケースが少ないので、 ブリーダー に連絡をとることになりますが業者は慎重に選びましょう。
ドーベルマンの購入はブリーダーの見極めから
自分の目で確かめる
ドーベルマンというと警察犬として活躍する賢くかつ攻撃能力の高い犬種のイメージが強いですが、家庭向けにブリーダーが改良を重ねたドーベルマンは温和で家族思いの飼いやすい性格をしています。
もちろん個体差はありますがこればかりはある程度成長してみないとわからないところです。しかし人間でも子どもをみれば親がわかるというように(例外はあります)、ドーベルマンも親犬や犬舎の環境などから将来の性格や疾患の可能性を予測することができます。
良い環境で育ちかえってからだが弱くなることもありますが、あまりにも劣悪な環境で生まれたときから育つと心身ともに不安定になる可能性はアップします。したがって、ブリーダーの犬舎には遠方でも見学に行かれることをお勧めします。
悪質なブリーダーは見学には来ないとわかれば、メールやお電話のみで愛想よく対応していれば良いので大喜びします。メール対応のみでお電話は不可、ホームページに電話番号が記載されていないようなブリーダーはまず胡散臭いと判断しましょう。
見学に行き、親切に対応するか、ドーベルマンの飼育の苦労や楽しいことなどを話すかなどで人柄が大体わかります。ただし善人のふりをして値段を釣り上げる業者も存在しますので、雰囲気に流されないように気をつけましょう。
健康でなければならないのか
親犬をみればそのドーベルマンがスタンダードに近いか否か、わかります。もちろん大前提としてスタンダードやそうではないものについて予習をしていく必要があります。
骨格形成がどうかなどは成長してみないとわからない点もありますが、骨格の悪いのは子犬のときから生まれつきのケースが多いです。
骨量が少なかったり骨格に問題があると成長するにつれてからだの特定の部分に負担がかかり、子犬のときは走れてもやがては走れなくなったり跳んだり跳ねたりできない日がくるかもしれません。
ドーベルマンを連れて広いドッグランで芸を磨き、注目を集めたいという夢をもって購入する場合やコンクールに出場して良い成績をおさめたいなどとお考えの方は、よくよく親犬の血統や骨格などを隅々までチェックしましょう。
ドーベルマンは血統で80%以上の将来の姿形が決定するとされています。では骨格形成に難有りと判断された子犬はどうなるのでしょうか。寿命まで犬舎で愛情を注いでくれるブリーダーは少数派で、安楽死させるケースが多いとみられます。
慈善事業ではありませんが、あえて引き取り先のなさそうな子犬を購入して育てるという選択肢もあります。騙されて買わされたと笑う人には関わらなければ良いだけの話です。
騙されていることを前提に
ブリーダーも生活のための仕事ですから、タダ同然では譲らないでしょう。しかしものには適正価格があります。相手がド素人とみるや高額な商品を勧めるのは、ブリーダーに限りません。あまりに安いのも疑いましょう。安かろう悪かろうの可能性大です。
目安としては30~70万円前後が良心的な価格です。両親がチャンピオン犬などとなればもう少しお値段が張ります。見学に行き、その場で即決するのも危険です。一旦は保留にして帰宅しましょう。帰宅すると少し冷静になることができます。
ブリーダーの説明に矛盾はなかったか、違和感はなかったか話し合う相手がいるとなお良いです。見学にも2人以上で訪問したほうがさまざまな視点からブリーダーや犬舎、親犬子犬を観察できるのでぜひそうするべきです。
ドーベルマンに詳しい知人や飼育している方に同伴してもらえると心強いです。どうしても心配であればICレコーダーなどを持参し録音するなり、犬の動画や写真を撮ってくると良いでしょう。
とにかく売らなくてはとやたら話しかけてくるばかりで、こちらの質問にはろくに答えないようなブリーダーは信用できません。ドーベルマンが大好きで健康管理法など聞いてもいないのにいろいろと説明するようなブリーダーのほうが信頼性は高いです。
まとめ
ドーベルマンの購入はブリーダーの見極めから
自分の目で確かめる
健康でなければならないのか
騙されていることを前提に