ペットコーナーには、いろんな種類の ドッグフード が並んでいます。中でも、 缶詰 のフードは味や調理方法が豊富なので、愛犬が食べやすいフードをと思っても、どれがよいのかなかなかわからないものです。
缶詰のドッグフードの種類、注意点や保存方法をご紹介します。
愛犬のためによく知っておきたい缶詰のドッグフード
スープ煮やシチュー仕立てなどバラエティに富んでいる
缶詰のドッグフードの成分は、8割程度は水分なので、ウェットタイプのフードとなります。
ウェットタイプの缶詰フードも、ドライフードと同じように、基本的には、仔犬、成犬、老犬の3段階に分けられていますが、製品によっては適用年齢が表示されているものもあります。
購入する時は、犬の年齢だけでなく、アレルギーや体調も考慮して、食材や成分をしっかりチェックしましょう。
ウェットタイプは、柔らかくて消化しやすいという利点があるので、普段あまり水を飲まず、食事から水分を多めに取る必要がある犬や、ドライフードでは硬すぎる高齢犬に適しています。
ウェットタイプのフードは、100g程の小さなものから、400g程入っている大きな缶詰まで、さまざまなサイズがあります。
ドライフードほど加工されていないので、香りがよく、犬の食いつきがいいです。最近は、高級な食材を使用しているウェットフードがたくさん販売されています。
食材は、ビーフ、ポーク、チキン、ラム、フィッシュ(ツナ、マグロ、サーモンなど)などバラエティが豊富です。
肉類に、サツマイモ、ポテト、にんじんなどの野菜やチーズを混ぜ、栄養のバランスを取ってあるフードや、加工方法をスープ煮やシチュー仕立てにするなど、犬が好んで食べるように工夫がなされています。
缶詰のフードは栄養分が少なめですが、ドライフードと混ぜて栄養のバランスを取ることができます。
缶詰のドッグフードの注意点は?
缶詰のドッグフードを選ぶ時は、原材料の項目に、牛肉、鶏肉、ラム肉などと明確に記載されているかどうかがポイントです。
通常、メーカーの公式サイトで成分の詳細を確認することができます。人工着色料や防腐剤が入っているものは与えないようにしましょう。
賞味期限を守らずに与えると、犬が下痢などを起こし、体調を崩してしまうかもしれません。缶詰本体やラベルに記されている期限をいつも確認しましょう。
また、長期保存したものは風味が落ちるため、犬の食いつきが悪いです。無理に食べさせると犬の精神的な負担となります。賞味期限が過ぎてしまった缶詰は、例え未開封であっても、速やかに処分しましょう。
ウェットフードはドライフードに比べるとカロリーが高く、ドライフードほど栄養のバランスが取れていないため、主食には向いていません。
「総合栄養食」と記載してあったとしても、ウェットタイプは、ご褒美として与えるか、ドライフードの補助食とします。
全体的な食事のバランスをよく考えながら、適量を与えるようにしましょう。缶詰のドッグフードは歯に残りやすく、歯石の原因となります。
ウェットフードを食べさせた後は、歯磨きを行うと愛犬の健康がよりよく保てます。
あまった缶詰のフードの保存方法は?
缶詰のドッグフードは、開封する前なら常温保存できます。直射日光や高温多湿な場所は避け、冷暗所に保管してください。開封後はその日のうちに消費するのが一番ですが、残ってしまった場合は、冷蔵庫で保存することが可能です。
フードを缶に入れたまま冷蔵庫に入れずに、別の容器に移さなければなりません。容器は密閉できるものを使用してください。
開封後はフードの酸化が進むため、保存方法が悪いと、犬が下痢をする場合があります。冷蔵庫に入れていても、カビが発生したり、腐敗したりするので、2日以内に消費するようにしましょう。
残ったフードを冷凍庫で保存する場合も、別の容器に移すか、ラップに包んでください。フードの解凍は自然解凍が一番です。
電子レンジで解凍すると風味が落ちてしまい、犬が食べない時もあります。冷凍保存の場合は、長くても1ヵ月以内で消費しましょう。
まとめ
愛犬のためによく知っておきたい缶詰のドッグフード
スープ煮やシチュー仕立てなどバラエティに富んでいる
缶詰のドッグフードの注意点は?
あまった缶詰のフードの保存方法は?