手作りのフードは安心だが栄養バランスには欠け、結局市販の ドッグフード に頼っています。しかし多くの添加物が使われたり、アレルギー性の高い食材の使用で、最適なフード選択は非常に難しいものです。
そこで無添加で食材にこだわったドッグフード 工房 という会社を紹介します。
無添加で安心食材のドッグフード工房とは? (前編)
こんな食べ物は犬にはあげないで!
数十年前は犬や猫などは人から譲り受けることも多く、餌は人間の残りご飯などを与える家庭も多くありました。
犬や猫に与えるべきでない食材や塩分過多、カロリーオーバーなど、ペットの餌に関する情報も希薄だったため、与える側もそれほど気にするものではありませんでした。
しかし犬には与えてはいけない食材もたくさんあるのです。
人間にはまったく問題ない食材の中でも、犬にとってはタマネギや生卵は下痢や嘔吐を引き起こしやすい食べ物と言われています。
チョコレートは下痢や嘔吐、痙攣などを引き起こす原因であるテオブロミンが含まれています。
またイカやタコのように飲み込みにくいもの、鶏の骨のように喉に刺さりやすいものなど、与え方に注意が必要な食べ物もあります。
そのため「市販のドッグフードはうちのペットには合わないかもしれない」と手作りの餌を与えたいと考える飼い主も少なくないようです。
しかし豊富な知識があった上で栄養の偏りがなく、アレルギーや肥満なども考慮した最適な餌を手作りしようとすると大変な手間と苦労があるのです。
そこで食材にこだわり、より手作りに近い無添加のフード製造、販売をおこなっているドッグフード工房という会社が話題になってきているそうです。
良質なドッグフード選ぶようになったのはなぜ?
多くの飼い主達は、市販のドッグフードであれば栄養バランスも良く、さまざまな病気になる危険性も少ないと考えて与えている人がほとんどでしょう。しかし本当にそうでしょうか。
過去にはペットフードをはじめとした輸入食品における大きな事件が発生しているのです。
2007年、中国産の原料で製造されたペットフードに多くの化学物質が含有されたことが判明し、それが原因で多くのペットたちが命を落としました。ことの始まりはアメリカでしたが、その不安は世界を脅かすこととなりました。
それ以外にもまさに同じころ日本において、中国で製造された冷凍餃子を食べた多くの人たちが食中毒の症状に苦しめられたという事件も話題となりました。これは製造元従業員が会社への不満などから製造過程で殺虫剤を混入させたことが原因でした。
この二つの事件により、日本国内における中国産の食材を使ったり、製造された商品に対する信頼感が一気に疑心的なものとなってしまったのです。このころからペットフードにも多くの関心が向けられ国産のものを選んだり、手作りのものを与える人が増加しました。
打撃を受けたペットフードメーカーも多く、各メーカーが国内産商品を増やすなどして、今まで低価格化に多くの力を注いでいたものを、少し高額でも安心、安全を求められるものを製造する方向に転換するようになりました。
そして日本でも2009年6月ペットフードの製造における成分制限や販売における表示方法などを規制したペットフードの安全法として愛がん動物用飼料の安全性を確保する法律が成立しました。
これにより規格外の成分を使用したペットフードの輸入が禁止されるようになり、日本国内でのペットフード購入がより安心なものとなってきたのです。
そういった背景の中で近年、原料となる食材に非常にこだわり、無添加という信頼性の高いドッグフードの製造、販売をおこなっているドッグフード工房という会社が少しずつ話題となっているのです。
まとめ
無添加で安心食材のドッグフード工房とは? (前編)
こんな食べ物は犬にはあげないで!
良質なドッグフード選ぶようになったのはなぜ?