小型 の フクロウ は20cmに満たない手のひらサイズですが ペット として飼うことはできるのでしょうか。
今回は、フクロウの生態や飼い方、餌の与え方についてご紹介いたします。
小型フクロウはペットとして飼えるのか?(前編)
フクロウの生態
コノハズク類などの小型のフクロウは体長20cm前後で体重100g弱から多くても150gくらいと手のひらサイズです。
一方大型のフクロウになると体長60cm以上のものもおり、体重は1kgを超える場合もあります。
視力と聴覚が非常に優れていて、自然界に生息するフクロウは高い木の上から地上にいる小型のネズミやウサギをわずかな動きや物音で見つけ出し、狙って飛びつき、足でしっかりと掴み捕らえます。
フクロウの羽は特殊な構造をしていて、飛行する場合、羽をバタバタとさせるのではなく、一直線に広げて、音だけでなく風を立てることもなく飛行するために、狙われた小型動物も全く気づかないまま捕らえられてしまうということのようです。
フクロウは自然界でも単独に行動する傾向にあるため、1羽だけをペットとして飼うことも問題ない種類です。
ペットとしてのフクロウ
フクロウに限らず、動物も個体ごとに性格があるので、必ずしも全てのフクロウが慣れるというわけではありません。
幼いころからペットとし、主に部屋飼いで日ごろから良く触れるようにすることで比較的慣れてくれる場合が多いと言われています。
頭や顔の周りを撫でられると気持ちよくて、あまりにも心地が良いと鳴きながら目を閉じてじっと応じたりします。
非常に甘えん坊のフクロウの場合は、撫でてもらっている動作をやめると人間の手を甘噛みしてきて「もっと撫でて」と要求してきます。
呼び寄せて、飼い主の手から直接フクロウのくちばしに餌をあげることができる場合もあります。
しかし外飼いしているフクロウは猫やカラスなどの外敵のほか、人間世界特有の車や人の声などの騒音の中で生活しているため、部屋飼いのフクロウと比べて警戒心が強いと言えます。
そのため飼い主の手から餌を与えることは難しい場合もあるようです。
一方部屋飼いの場合は、直接ふれあう機会も多いことから、名前を呼ぶと反応したり呼び寄せることもでき、飼い主がピンセットを使っての餌やりもまったく難しいことではないようです。
しかしそれだけ懐かせるためには、飼い始めから常に人間の手から餌をもらうことを習慣とさせ警戒心をできるだけ早く解いてあげるようにしましょう。
また大好きな水浴びや自由に飛べる場所の確保をしてあげるなど、フクロウにストレスを溜めさせないようにして飼い主との生活が居心地良いと感じさせてあげましょう。
ペット初心者にとって、そもそも取扱の知識が僅少の中で大型のフクロウを飼い始めることには抵抗を感じる人もいると思います。
しかし小型のフクロウであれば手乗りさせて触れ合ったりなど取扱もしやすく、初心者も飼う勇気がでやすいかもしれません。
まとめ
小型フクロウはペットとして飼えるのか?(前編)
フクロウの生態
ペットとしてのフクロウ