小さくて表情豊かな フレンチブルドッグ は飼い犬として初心者にもお勧めです。
凛々しい姿の犬を飼いたい方には真逆の容姿ですが、大型犬と小型犬を多頭飼いしたいときには協調性と落ち着きがあり仲良くできます。
フレンチブルドッグのお顔以外にもたくさんある 特徴 をご紹介いたします。
魅力しかない!フレンチブルドッグの際立つ特徴とは?
確信犯的な容姿
フレンチブルドッグはズングリムックリで運動神経が悪そうにみえるかもしれませんが、そんなことはありません。
体高は平均30cm、体重は7~16kgと小柄ですがよくよく観察すると全体的に筋肉質です。
ほかの犬種と比べても首から胸にかけて太くたくましいのは一目瞭然です。太っているのではなく、骨量が多くその上に筋肉がついている引き締まった体格をしています。
この体型に少々大きめの頭がついてどんぐり眼、羽ばたけそうなお耳にペチャンコ顔ですから、愛嬌のあるものがお好きな方には理想的な外見です。
光沢のある被毛はやわらかく短いもので、クリーム、パイド、ブリンドル、フォーンの4種に大別されます。
犬といえば尻尾ですが、フレンチブルドッグは生まれつき短く観察しても感情表現を読み取ることは通常むずかしいでしょう。
お鼻が短いせいかブヒブヒいうこともあり、これがまた可愛いと好評です。ただし鼻が短い分、鼻炎にもかかりやすいのでブヒブヒしすぎているときは注意しましょう。
暑さ寒さにとても弱く、航空機の貨物室で苦しんだり亡くなることが多いのもこの犬種の体質が丈夫ではないことを証明しています。
原則として室内飼いでエアコンを用意しましょう。
性格は人懐っこくてとてもお利口さんです。周囲の異変を敏感に察知して用心深く行動することもできます。
飼い主や家族がいるときはグータラしているようにみえますが、お留守番中は冷静に頭をはたらかせて思慮深い表情をしているはずです。
マイペースで楽しいことしか考えない
哲学者のような雰囲気で寝そべっていたりしますが、楽しいことや好奇心を満たせそうなことはないかとつぶらな瞳で周囲を見渡しています。
ひとりで遊ぶよりも相手がいるほうが断然はりきるタイプで、飼い主や家族以外の人間、ほかのワンちゃん、ほかの動物なんでも歓迎のおおらかさが長所です。
賢いので小さいお子さんとも根気強く遊び相手になってくれます。小さいので戦いには不向きですが、家の異変や侵入者にいち早く気がついたり、勇敢な一面もあります。
飼い犬として甘やかされるともともとは狩猟犬だったような賢い犬種でもいざというときに危険を察知できないことがありますが、フレンチブルドッグは一緒に暮らしていてもマイペースを保っているので頭が冴えています。
犬にしてはあきらめが早い面もあり、怒ることも少なく飼いやすい犬種です。
だからといってガマンさせすぎるとストレスになりますし、1日に1度は甘やかす時間をつくるなどしたほうが喜んで体調も安定するでしょう。
表情豊かで面倒くさがり
ムダ吠えは少なく静かですが、喜怒哀楽がはっきりしているので今どんなご機嫌なのかおおよそわかります。
個体差はありますが存在アピールが強く、来客などには視界に入ろうと必死になって頑張ります。
食いしんぼうでメニューに不満があるとブーブーお鼻を鳴らしたりして、それでもメニュー変更がないとあきらめて食べ始めるか、悲しげな表情で静かに訴えかけてきたりします。
食事は毎日のことですから、いいなりにはならないほうが賢明です。脂肪が蓄積しやすい体質ですし、気道が狭いのでふだんから呼吸がしにくいという致命的な短所があります。
これで肥満になるとますます呼吸困難になりかわいそうな状態になってしまいます。肥満になると動くのが面倒になり、お鼻をブーと鳴らしてひとを呼んだりするようになります。
これは肥満でないときも気分次第でする犬種ですが、肥満になると助けを呼んでいるのかもしれないので、無視はしないでかけつけましょう。
肥満にさえ気をつければ、ほかはさほど心配せずとも大丈夫です。
遊んでくれなかったり機嫌が悪いと、ブブッとおならをして目も合わせずに去っていったりと人間のような悪知恵のはたらく性格の持ち主です。
イタズラに振り回されたくないという方には向いていないのがフレンチブルドッグです。
まとめ
魅力しかない!フレンチブルドッグの際立つ特徴とは?
確信犯的な容姿
マイペースで楽しいことしか考えない
表情豊かで面倒くさがり