ゴールデンハムスター に限らず、ハムスターの 寿命 は短いものです。その短い寿命を快適に満喫してもらうためには、飼い主さんの日々のたゆまぬ努力が欠かせません。
家に迎えたその日からするべきことはたくさんあります。
長生きしてほしい!ゴールデンハムスターの寿命を延ばす方法
いきなり老化する
ゴールデンハムスターの平均寿命は2~3年半ほどです。体長は15~20cm以上になることは滅多にないでしょう。ハムスターのなかでは最も大きい品種です。
小さいからだに入ったものの影響が出るのが早いので、少し食べ過ぎると内臓に負担がかかって寿命が1ヶ月縮んだと考えても良いくらい繊細なペットです。
原産国はイスラエル、レバノン、シリアなどの中東ですから、日本の気候は苦手です。特に湿気と寒さは大敵です。
除湿とペット用のヒーターを上手く使い、年中20~30度の室温をキープしましょう。
ベランダで飼っていて、急に寒くなると夜のうちに天国へ旅立っていることもありますので基本は室内飼いで仲良く過ごしてください。
成長が早いというのはつまり老化も早いわけで、生後1週間で人間の1才とすると、1ヶ月で6才、1年で34才、1年半で52才、2年半で98才となります。
ですから3年半も生きると人間では超人的な奇跡となる寿命です。1年を過ぎると老化のスピードは急速に早まります。
1匹で飼育するとさみしくて寿命が縮むのではという心配は御無用です。大人しくて人懐っこい性格ですが、縄張り意識はとても強いのです。
多頭飼いは寿命を縮めますので、もしたくさん飼育するのであれば1匹1ケージでそれぞれ視界に入らないように飼育しましょう。
寿命は一日一日が勝負
健康寿命を延ばすには、まずはお食事です。人間と同様、食べたものがからだをつくります。
可愛いからとついご自分の食べているお菓子をあげたりしていては、あっという間に老化してしまいます。
余計なものは食べさせずにペレットとおやつにひまわりの種などを適量与えましょう。
ペレットにもいろいろな種類がありますので、好みのものを食べているほうが当然ながら健康には良いです。
そして運動も欠かせません。ハムスターといえば回し車です。これがないと運動のしようがありませんので、ケージのなかに必ず設置しましょう。
回し車があるのに使う気配がないのは、サイズが合っていないのかもしれません。大きすぎず小さすぎずの回し車をホームセンターなどでみつけてきましょう。
その際、ゴールデンハムスターの写真や動画などを持って行って店員さんにサイズを相談するのもお勧めです。
運動すると心臓も鍛えられて代謝もアップ、免疫力もアップして老化を遅くします。
食事と運動もそうですが、関心をもって愛情を注ぎ続けるということをしないと早死のもとです。
かといって毎週のように動物病院へ連れて行き定期検診をしてもらうなども考えものです。
寿命は必ず訪れるものですから、むやみやたらに治療をするのは飼い主のエゴかもしれません。
ストレスフリーで過保護に
ストレスは万病のもとです。そもそもゴールデンハムスターをはじめほかのハムスターも、夜行性なのです。
初心者でも飼いやすいペットとして定着していますが、人間と暮らすことに喜びを覚える生き物ではありません。むしろストレスで免疫力が低下している可能性のほうが高いです。
したがって、ベタベタとスキンシップをとることは大きなお世話ですし、ほかに犬猫などがいたら住環境としては良いところではありません。
ハムスターにとっての犬猫は、人間が大きなクマに遭遇して泡をふくのと同じくらいの恐怖です。
ハムスターのケージのある部屋にほかのペットは近づけないようにして接触することのないように細心の注意を払いましょう。
とはいえ、同じ家のなかにいれば鳴き声がきこえることもあるでしょう。ハムスターは大きい音が苦手です。犬の吠える声が頻繁にきこえるような環境はストレス地獄です。
飼い主さんが名前を呼ぶときもやさしく小声でよばないとストレスを感じるくらいデリケートなのです。
ゴールデンハムスターのために家族みんなで静かに暮らさなくては寿命が縮むというのなら、人間は協力できますが犬猫は限界があります。
静かでにおいの刺激が少ないお部屋を用意できないと寿命を全うするのはむずかしいでしょう。
まとめ
長生きしてほしい!ゴールデンハムスターの寿命を延ばす方法
いきなり老化する
寿命は一日一日が勝負
ストレスフリーで過保護に