
ハバナブラウン は珍しい 猫 であり、現在世界で1,000頭程度しか登録されていません。
純血種とは出会うことすら難しいこの猫種、一体どのような性格で、どのような特徴を持った猫なのでしょうか。購入方法や飼育方法、寿命などについてご紹介いたします。
ハバナブラウンは猫らしい猫 ~性格や飼い方、寿命は?~
ハバナブラウンの特徴
ハバナブラウンは、チョコレートポイントのシャム猫と、シャム猫の雑種で黒い色をした猫を交配させて偶然生まれた種類でした。
当時はスイスマウンテンキャットと名付けられていましたが、シャム愛好家はブルーの目を好んだために、グリーンの目のスイスマウンテンキャットは人気がでず、スポットライトを浴びることはありませんでした。
しかし20世紀に入りシャム猫や、黒猫、ロシアンブルーなどを交配させて、新たな猫種を作る愛好家があらわれました。
そしてイギリスで作られた猫種は、アメリカに輸入されて、二つのスタイルにわかれて行きました。
スタンダードと言われる、細身で筋肉質だけど、すらりとしている典型的なシャムの体型のタイプと、スタンダードよりもちょっと骨太で、ガッチリ型、ロシアンブルーなどが代表的なセミフォーリン型の2つのタイプにわかれていきました。
しかし色あいはどちらも、全身チョコレートで一見黒猫と見間違うような様相、目は美しい緑色が特徴です。
ハバナブラウンの性格
もともとシャム猫からの血筋が強いために、性格もとてもシャム猫に近い性格なっています。
シャム猫がタイの王室などで飼われていた歴史があり、高貴な猫として育てられた歴史もあるので、プライドが高く、気分次第で動くところがあります。
しかしながら、その反面愛情深く、賢いために、人間と関わるのが好きで、猫らしい猫好きにはたまらないデレっぷりをみせてくれます。
細身のわりには活発で、好奇心も強く、遊び好きなので、猫をじゃらすのが好きな人向けの猫でもあります。
しかし寂しがり屋なために、遊んであげないと、いじけてしまったり、別の猫ばかり構ったりしていると、嫉妬したりと、なかなか気難しいところもあるので、ストレスから病気にならないように注意が必要です。
ハバナブラウンの購入方法
日本ではまだまだ知名度が低い猫のために、純血種をいざ手に入れたいとなると少し難しいようです。海外に知り合いがいる場合は、頼んで購入するのも良いでしょう。
また海外の里親探しのサイトなども利用してみると、無料で引き取りを募集している場合もあります。ただしその場合は、子猫ではありません。
アメリカやイギリスでは、子猫の値段は平均$300~$600とあります。
その時のレートにもよりますが、だいたい3万~6万円くらいで購入できます。
日本ではまだまだブリーダーが少ないようなので、ペットショップや猫のブリーダーさんに相談してみるのも良いのではないでしょうか。
ハバナブラウンの寿命
11歳~14歳と言われています。猫の平均寿命としては少し短いくらいです。
シャム猫の血統を色濃く受け継いでいる種類の猫なので先天的な病気は、やはりシャム猫由来の病気を持っている場合が多く、眼病や腎臓関連の病気になる可能性が高くなっています。
それ以上に、寂しがり屋のためストレスにとても弱く、飼い主にはこまめにかまってあげられる状況がある人の方が良いようです。
猫の血統書について
最近問題になっているのは、血統書代ということで購入の際に余計な金額を払わされることがあります。
どうしても血統書が欲しい方は、購入する前から、きちんと本当にあるかどうか紙面のコピーなどを貰って確認することをお勧めします。
しかし、あとから血統書が手に入らなかったと言われても、どうすることもできないことも多いので、ただペットとして可愛がるだけなら、よほどブリーダーやショーに出すなどの予定がある方以外は、あまりこだわらない方が良いでしょう。
ブランド扱いではなくて、家族として暖かく迎えてあげるのが一番の理想なのではないでしょうか。
まとめ
ハバナブラウンは猫らしい猫 ~性格や飼い方、寿命は?~
ハバナブラウンの特徴
ハバナブラウンの性格
ハバナブラウンの購入方法
ハバナブラウンの寿命
猫の血統書について