「ハムスターがケージをかじる理由と対策(前編)」では、飼いやすい ハムスター の種類をご紹介いたしました。
後編では、ハムスターの飼い方やハムスターが ケージ を かじる 理由と対策についてお伝えいたします。
ハムスターがケージをかじる理由と対策(後編)
ハムスターがゲイジをかじる理由
ハムスターを飼う上で注意しなければならない点がいくつかあります。
1つ目はケージをかじるということです。ケージをかじる理由としては、おもに餌の要求、ケージ外にでて遊びたい、歯が伸びてきている、ケージ内の居心地が悪い、ケージ内がくさいなどストレスのあらわれであると言われています。
ケージをかじることで金属片が歯茎にあたり傷口から細菌が入り炎症を起こしてしまう歯周病、または歯が曲がるなど機能的な問題で噛み合わせが合わなくなって餌をうまくかじれなくなる不正咬合(ふせいこうごう)などの症状が出てしまいます。
放置しておくと歯がますます伸びてきてしまって、その間餌が食べられず命の危険もあるため、早めに動物病院で歯を切ってもらうなどの処置をしてもらいましょう。
ケージをかじることが原因で上記の病気を発症している場合は、すぐにケージ噛みをやめさせるためにストレス要因となっているものを排除するように心がけましょう。
もしさまざまなことをおこなってもケージをかじることをやめない場合は、金属の柵タイプのケージをやめて、少し値は張りますが水槽タイプの小屋に変更することも一つです。
は虫類用の水槽だとフタだけでなく、前面も引き戸タイプになっているものもあり、掃除も比較的やりやすくてお勧めです。
2つ目はコードや電化製品には近づけないということです。ハムスターは何でもかじってしまうという点が非常に困るところです。
電気コードや電化製品をかじってしまうことで感電してしまう危険性があります。
部屋で遊ばせたいと考えている人は、ハムスターが立ち上がっても届かない場所や登っていけない場所に電化製品を設置したり、電気コードはかじれない素材のカバーを巻くようにしましょう。
3つ目は多頭飼いをしないということです。複数のハムスターを同じケージ内で飼育すると、餌や縄張りを奪おうと激しく争います。
血をみるほどの戦いをすることもあるため、多頭飼いをする場合は必ず別々の小屋で飼うことをお勧めします。
ハムスターの回し車の選び方
ハムスターは基本的に夜行性のため、人間が寝静まってから盛んに活動します。
何よりもうるさいことが回し車をやり続ける音と、ケージをかじる音です。回し車が大好きなハムスターはいつまでもやり続ける傾向があります。
人間にとってうるさいからといってハムスターの遊び道具を外したらストレス解消ができなくなってしまいます。
回し車はサイレント設計などとうたっている、音のしにくいものも販売されています。
また回し車の足場をしっかりと安定させることで、音が緩和する場合もあります。
さまざまな工夫をして、飼いやすい環境作りをしましょう。
まとめ
ハムスターがケージをかじる理由と対策(後編)
ハムスターがゲイジをかじる理由
ハムスターの回し車の選び方