「快適な大きさのケージ選びで癒やしのルンルンハリネズミ(前編)」では、 ハリネズミ に適した ゲージ の 大きさ や小屋作りについてご説明いたしました。
後編では、ハリネズミを飼うにあたっての注意点を6つ、ご紹介いたします。
快適な大きさのケージ選びで癒やしのルンルンハリネズミ(後編)
ハリネズミをペットにする際の注意ポイントは?
注意ポイントの1つめはケージ内の室温です。ハリネズミにとって25度前後が最適な温度となるため、冬期には小動物用のヒーターを、夏場にはクーラーで調整してあげるようにしましょう。
一定に保たれない場合、冬眠状態に入ってしまう可能性もあるため、十分注意しましょう。
注意ポイントの2つめは偏食に注意すると言うことです。
ペットとして飼う場合は市販のハリネズミ用のドライフードがもっとも栄養バランスもよく入手もしやすくお手頃と言えるでしょう。
雑食なので何でも食べますが、家に迎え入れてしばらくは、ハリネズミを購入したショップで与えていたものと同じ餌を与えてあげましょう。
購入直後だけでなく、ハリネズミによっては偏食の子も多く、用意した餌を全然食べてくれないで頭を悩ます場合もあるそうです。
一度餌を食べ始めても、少し経つとまったく食べなくなってしまう場合もあるため、ハリネズミ用の餌はいろいろな種類のものを常に準備しておいてあげるとよいかもしれません。
市販されているミルワームという昆虫の幼虫は、見栄えも抵抗がありますが、ハリネズミの中では非常に好んで食べてくれる子が多いようですので試してみることをお勧めします。
注意ポイントの3つめは鳴くこともあると言うことです。
ペットショップやハリネズミカフェなどに通っているだけでは、ほとんどハリネズミの鳴き声を耳にする機会がなく、実際に飼うまで一度も鳴き声を聞いたことがないという人もいるようです。
確かにハリネズミはほとんど鳴き声をあげるときはありませんが、求愛のときや何かを要求するとき、ご機嫌のときには鳴くこともあります。つがいで飼う場合は、求愛のためにピーピーと高い鳴き声をあげます。
またご飯など何かを要求するときにはキューキューと言った声をあげます。全く鳴かないと思っていた人にとってはびっくりすることかもしれません。
しかしいずれの鳴き方も騒音と言うほど大きいではないため、ペットとして飼うための障害にはなりにくいでしょう。
注意ポイント4つめはアンティングです。アンティングとは泡つけや唾液塗りなどとも言われているもので、ハリネズミ特有の行動の一つになります。
足を投げ出すほどのうつ伏せ状態になり、首を背中にねじらせて、口から泡状の唾液を自らの舌で背中の針に塗る行動です。
これは初めて嗅ぐ臭いに触れたときや外敵に狙われにくくするためにおこなう行動と言われていますが、正直はっきりとしたことはわかっていません。
注意ポイントの5つめはフンの色です。通常ハリネズミのフンの色は黄土色や焦げ茶です。
フンをした直後は少し水分を含んでいますが、放置しておくと乾燥して固まってきます。頻繁に片づければ悪臭を放つことはありません。
しかし深緑や黒、白色の場合は腸異常などの病気が考えられますので一度病院でみてもらうことをお勧めします。
注意ポイントの6つめは生活スタイルです。ハリネズミは一般的に1日のほとんどは寝て過ごし、夜中から明け方にかけて活動が活発になると言われています。
日中にハリネズミが眠りやすいように、遮光カーテンを引いたり、できる限り暗い部屋作りをしている人もいるようですが、あまり無理にハリネズミの生活にあわせる必要はないようです。
寝ていたら無理に起こすようなことは絶対に避け、もし起きていれば、ストレス解消のために部屋に放してあげたりすることで、ハリネズミのほうが飼い主の生活スタイルに徐々に合うようになってくることもあるようです。
ケージ内に暗く隠れられる場所を作ることで、飼い主の部屋の明るさに関係なく、ハリネズミが眠たい時間に自由に眠ることが可能になります。
ただしすでに述べているとおり、ハリネズミは臆病者で大きな音には非常に敏感に反応します。そのためハリネズミの就寝時間には少し配慮してあげるようにしましょう。
まとめ
快適な大きさのケージ選びで癒やしのルンルンハリネズミ(後編)
ハリネズミをペットにする際の注意ポイントは?