近年人気の ハリネズミ は非常に飼いやすいと言われていることはご存じでしょうか。鳴き声が小さい、 ケージ の 大きさ も小さく場所をとらない、諸経費があまりかからないなどをはじめ、ハリネズミ自体も比較的懐きやすいようです。
今回はハリネズミを紹介します。
快適な大きさのケージ選びで癒やしのルンルンハリネズミ(前編)
ハリネズミは臆病者?
ハリネズミくらいの大きさの動物は自然界では肉食獣の餌の対象となるため常に身の危険を感じています。物音や臭いにも敏感です。
そのためハリネズミもペットとして飼い始めてすぐは、その環境に非常におびえて、背中の針を立て続けていることが多いようです。
ハリネズミに関わらず、おうちに迎えてすぐに人間にグイグイ近づかれたり、無理矢理抱っこされると、より警戒してしまいます。
早くハリネズミと遊びたいという気持ちを抑え、背中の針が寝て、ハリネズミが自ら飼い主に興味を持って近づいてきたり、ゆっくりでケージ内で落ち着く様子がみられてから構うようにしましょう。
犬も慣れるとよく飼い主にお腹をみせますが、ハリネズミも慣れてくると、仰向けでお腹をなでられることが気持ちよくてウットリとした表情になったり眠ってしまうこともあります。
そもそも臆病者で大型動物に狙われやすい動物は隅っこや隙間に身を隠すことが安心となります。
そのためケージ内でも床材を敷くだけでなく、隠れられるおうちやフワフワ素材の洋服の袖口を切ったものなどを入れておくとよいかもしれません。
ハリネズミのおうち選び
ハリネズミをペッとして迎えた際に最低限必要なものは、ケージなどの小屋、床材、ヒーター、温度計、回し車、餌皿、ウァーターボトル、トイレ用の砂です。
室温25度前後、湿度も50%前後に保つ必要があるため、ケージは熱や湿気がこもらない通気性があるタイプがおすすめです。
水槽タイプのものは、冬期であれば寒気を防いで室内を一定に保つことができてよいのですが、夏期はどうしても熱がこもってしまうため、注意して体調管理をしてあげないとハリネズミが熱中症になってしまう場合もあります。
またフタがないタイプのケースを小屋代わりにすると、脱出してしまう可能性も高いため、仮のフタを準備するか、一時的な小屋として考えましょう。
小屋の大きさは幅60cmから80cmくらいあれば、回し車や餌皿などさまざまなものを置いても空きスペースがあるので理想的な大きさと言えます。
もしそこまでの幅の小屋の設置が難しい場合は、二階建てタイプのものにして、回し車などの遊び場は二階になっているものがよいかもしれません。
床材はおがくず、広葉樹マット、新聞紙を裁断したもの、ウッドチップなどがよいと言われています。床材はペットトイレシートを使っている人もいますが、かじってシート内の水分を吸収する素材を食べてしまう恐れがあります。
食べてしまうと胃の中で膨れたり詰まったりして、最悪手術の必要性も出てくるため、様子をみつつ、もし食べる癖があるようなハリネズミの場合は、ペットトイレシートの使用は避けましょう。
また使用する場合でも、シートの上にはおがくずなど別の床材を敷くとよいでしょう。
まとめ
快適な大きさのケージ選びで癒やしのルンルンハリネズミ(前編)
ハリネズミは臆病者?
ハリネズミのおうち選び