丸い小さな体にとがった鼻先とつぶらな瞳を持つ ハリネズミ は癒しの動物として人気があります。
最近はペットとして飼う人が増え、日本のペットショップでもよくみかけるようになりました。ハリネズミを飼育するための、 おすすめ の ケージ やグッズをご紹介します。
ハリネズミのおすすめケージと飼育グッズをご紹介!
ハリネズミの大きさはどれくらい?
世界には十数種類のハリネズミがいますが、日本で飼育できるのは、ヨツユビハリネズミ(別名ピグミーヘッジホッグ)だけです。
以前はヨーロッパハリネズミやアムールハリネズミなどを飼うことができましたが、今は日本での飼育が禁止されています。ハリネズミのケージを用意する前に、大人になった時のサイズを把握しておきましょう。
ヨツユビハリネズミが大人になると、サイズは20cm程度になります。すっぽりと手のひらにおさまるサイズです。生後2~3ヵ月で大人のサイズに成長します。
ステンレス製の広いケージがおすすめ
ハリネズミ専用ケージの販売は少ないので、小動物用、爬虫類用、水槽など、他の生き物に使われているケージを用意します。
回し車などを設置してもハリネズミが動きまわれる程の広めのケージが必要です。ケージのサイズが60X90cm程度であれば十分です。
ハリネズミは何でもかじってしまうので、金網のケージを使う場合は塗装されていないものにしてください。
金網が亜鉛メッキ塗装であれば、かじった後で亜鉛中毒を起こすかもしれません。金網の床は足を怪我する原因となります。床が金網であれば取り外してください。
アクリル製、またはガラス製の水槽を利用することもできます。アクリルの方が軽いですが、値段はガラス製より高くなります。
どちらも透明で中がよくみえるという利点がありますが、保湿性が高いため、梅雨や夏に湿気に気をつけなければなりません。
おすすめは、アイリスオーヤマの「小動物快適ステンレスケージP-SRU-800」です。
サイズは、幅84.1X奥行52.6X高さ56.5cm、値段は16,000円程度です。
トレーが上部と下部の2層式になっているので分割でき、天井はフルオープンとハーフオープンに調節できます。
ケージの中に置くおすすめのグッズは?
ハリネズミのケージの中に設置する、おすすめのグッズは以下の4点です。
床材
ウッドチップ、猫用のトイレ砂、牧草などを床材として使います。ペットシーツはハリネズミがかじってズタズタに破いてしまうのでおすすめしません。
針葉樹のウッドチップはアレルギーを起こす可能性が高いので使用しないでください。広葉樹のチップの方がおすすめですが、アレルギー反応が出るようであればすぐに使用を中止してください。
寝床
ハリネズミは夜行性なので、ハリネズミが昼間にゆっくり休めるように、ケージの中に寝床を用意しましょう。入り口が狭くて、体がゆったり伸ばせるものが最適です。
おすすめは、マルカンの「CASAハリネズミののぞいて安心ハウス」です。
値段は約2,300円。屋根付きで、中が覗けて、ペットヒーターのコードを通す穴が空いていて便利です。
回し車
運動不足を解消するため、回し車は必須アイテムです。直径は30cm程度のものがよいでしょう。
回し車もハリネズミがかじってしまうので、プラスチック製などの柔らかい素材のものはおすすめできません。
夜中に回すこともあるので、音が気になる人はサイレントタイプの回し車を使いましょう。おすすめは「SANKOメタルサイレント25」。
本体サイズは、幅25.5X奥行15.5X高さ30.5cmです。値段は約2,700円です。
ペット用ヒーター
ハリネズミは暑さと寒さに弱い動物です。最適な温度は24~29度で、湿度は30~50%です。
ハリネズミを飼育するなら、ケージの近くに温度計を設置して、朝昼晩と毎日確認し、適温の範囲に保ってください。
暑い夏の間は、ハリネズミのケージが置かれている部屋のエアコンをつけたり、扇風機を回したりして温度と湿度を調整してください。
寒い冬は、ペット用ヒーターなどを設置して温かく過ごせるように工夫してください。寝床に毛布を敷いてあげてもいいでしょう。
まとめ
ハリネズミのおすすめケージと飼育グッズをご紹介!
ハリネズミの大きさはどれくらい?
ステンレス製の広いケージがおすすめ
ケージの中に置くおすすめのグッズは?