ハリネズミ を飼育するときには必ず ケージ を用意しましょう。市販のケージも良いですが、 手作り のほうがより使い勝手の良いものになる可能性が高いです。
工作に苦手意識のない方にはぜひチャレンジしていただきたいものです。
ハリネズミの理想のケージは手作りがおススメ!
広々が好き
ハリネズミを放し飼いにすると家のなかは掻き傷だらけになりますし、ハリネズミも思わぬケガをして家のどこかで倒れていた、という事態を招きかねません。
ハリネズミは猛獣ではありませんので、ものすごく強固なケージを気合を入れて作る必要はないのです。
100円ショップや300円ショップで売られている収納ボックスやホームセンターには木材、アクリル板、ガラス板、網、プラスチックなどなんでも揃っています。
ホームセンターでは別料金で必要な大きさにカットしてもらえたり、ヤスリをかけてもらえますので組み立てる前のこのような作業に自信のない方にはありがたいです。
家のなかに使っていない衣装ケースなどがあればそれを代用しても良いですし、防虫剤の香りが染み込んでいなければタンスの引き出しも味があって良いかもしれません。
ハリネズミは小さいですがモルモットやハムスターなどよりも広いスペースを好みます。もともと森のなかでたくましく生活していた動物ですから少なくとも60×90cmほどの床面積がないとストレスで体調を崩しかねません。
もちろん住宅事情が許すのであればこれより広くても喜びますし、一室まるまるハリネズミのケージにしても良いのです。
走り回ることが大好きですから、ハムスターのケージでガマンしてもらおうなどとは考えてはなりません。手作りの場合、週に1度はお掃除をすることも考えてご自分が楽なように設計しましょう。
材質の良し悪し
木材を購入する際には、針葉樹以外のものを選びます。ハリネズミは針葉樹アレルギーですので、たちまち具合が悪くなります。家にある引き出しを使う場合も原材料が針葉樹ではないか調べて、判明しない場合は使用をあきらめて購入しましょう。
木材でケージを作るとみためも温かみがあり良いものですが、ニオイが染みつくととれにくいのがデメリットです。ハリネズミに入居してもらう前に天然の香りを染み込ませるなど予防策を講じても日が経つにつれてハリネズミのにおいに負けてしまうことでしょう。
そうかといって強烈な芳香剤などを置くのはハリネズミの体調を害しますので、ケージのそばに消臭効果のある観葉植物などを置くと効果が期待できます。
また木材は劣化しますので、作り直す必要があるかもしれないと頭に入れておきましょう。プラスチックで作る場合は、作るのもお掃除も楽ですが、熱に弱いのでヒーターなどの温風で溶けてしまうことがあります。置き場には十分気をつけましょう。
保温性がないのもデメリットです。アクリルケージは保温性もありお掃除も楽です。短所は一見気がつかないかもしれませんが湿気がこもりやすいので、知らないうちにハリネズミが息苦しそうにしているとかわいそうです。
網ケージはハムスターなどの飼育経験のある方はおわかりでしょうが、独特のにおいが充満します。夏場は涼しく、持ち運びが便利な点は良いです。
フタで調節する
さてケージが完成したら床材を敷きましょう。ハリネズミは寝床は人目につかないところを好みますので、ケージのなかにミニダンボールハウスや毛布、お人形のハウスなどを設置しましょう。
狭いところで丸まって眠る姿をみるのがいちばんの楽しみという飼い主さんも多いようです。しかし寝床に入ってしまうと姿がみえず歯がゆい思いをすることが予想されます。
そこでおススメなのが天井をフタにすることです。開ければそこには眠っているハリネズミがいるという寸法です。
ケージには天井をつけてもつけなくても良いですが、フタがあるほうが温度調節もしやすいですし、万が一の夜中の脱走にも備えることができます。
寝床のダンボールハウスは屋根が取り外しできるように固定しなければ良いのですし、お人形のハウスはもともと屋根が取り外しできるものが一般的ですから、手間はかかりません。
最初から完璧なケージを目指すのではなく、ハリネズミが入居したあとも改造できるように一度にお金をかけすぎないことをお勧めします。
まとめ
ハリネズミの理想のケージは手作りがおススメ!
広々が好き
材質の良し悪し
フタで調節