ヒラタクワガタ の 飼育 のコツや長生きのコツはなんでしょうか。ヒラタクワガタの寿命は3年ほどです。飼育環境がよければ4年も夢ではありません。
今回は、ヒラタクワガタの飼育方法や飼育のコツをお伝えいたします。
ヒラタクワガタの飼育のコツ・飼育環境・寿命
ヒラタクワガタの飼育
ヒラタクワガタの飼い方はカブトムシと同様と考えて大丈夫です。
昆虫を飼ったことのない方は犬猫を飼うよりも手軽で楽そうだと思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
哺乳類ではなく昆虫や魚類のペットは死んでもさほど悲しくないという飼い主も少なからずいるようですが、みための大小に関わらずペットとして迎えたからには最後まで責任をもって世話をするべきです。
ただヒラタクワガタなどの日本産の昆虫は、世話がむずかしくなった場合に庭や公園などに放してあげても罪にはなりませんので、その点は犬猫よりも気楽です。
ペットショップやホームセンターで飼育ケース、昆虫マット、止まり木、昆虫ゼリーなどを購入してきましょう。
マットは霧吹きで湿らせて林のなかのような湿度をつくります。止まり木はきちんと固定しておかないとヒラタクワガタが仰向けにひっくり返って起き上がれずに息絶えてしまいます。
短命のイメージがありますが、飼育される場合は3年前後、飼い主とヒラタクワガタが頑張れば4年以上も夢ではありません。長生きにはエサと飼育環境の適切さが欠かせません。
きゅうりやスイカが好きなイメージがありますが、もともと野生では口にしないであろう食べ物は体調を崩しやすいです。
昆虫ゼリーのみ与えるとなると良い飼い主ではないような罪悪感を覚えるかもしれませんが、その必要はありません。
低温環境でエサは必要最低限と甘やかさないほうが健康には良いのです。
ヒラタクワガタの繁殖
1匹ではさみしいだろうと数匹で飼育したのが間違いだったということはよくあります。
ヒラタクワガタは人間からすれば力がないも同然ですが、仲間同士では力もあり縄張り意識の強いものです。
オス同士で2~3匹も同居してはケンカが絶えないでしょうし、命を落としかねません。死なないまでもストレスやムダな体力消耗で寿命が縮みそうです。
これはメス同士でも起こりうる事態です。オスメスペアで飼育すると仲良くするかと思いきや、メスがオスに挟まれて死んでしまうケースが多いです。
ふだんは別々のケースに入れて繁殖の時期にペアリング(交配)のために同居させるのみとしたほうが生命維持に確実です。
産卵用の木を用意して半日ほど水に浸して湿らせます。それをマットに半分くらいまで埋めて入れます。マットが乾く前に霧吹きで湿らせて良い環境をキープしましょう。
産卵には体力がいりますので、産卵直前にはタンパク質入りの昆虫ゼリーを与えましょう。ただし食べ過ぎると産卵前に体調を崩して死んでしまいますので、適度な量を守ってください。
ヒラタクワガタの飼育環境
もともとは外の厳しい環境のなかで一生を過ごすのですから、真夏の高温以外にはそれほど気をつけなくても生きていけます。室内での暖房なしの真冬の寒さは問題になりません。
0~30度以内の環境で四季のある生活が理想的です。真夏に暑くなるところであれば、冷房をエコではありませんが23~26度くらいに設定して快適に過ごしてもらいましょう。
暑いと自らどうにか対処しようと動きまわって体力を消耗してバテてしまいます。自然の摂理に従うと冬は冬眠したほうが産卵や寿命に好影響を及ぼします。
できれば暖房の影響のない0~10度くらいの場所で静かに冬眠したほうが健康には良いのですが、ひと部屋をヒラタクワガタ専用ルームにするというのは現実的ではないでしょうし、廊下の収納スペースなど良さそうなところを確保しこもってもらいます。
冬眠といってもずっと飲まず食わずなわけではありません。お腹が空けばエサを食べてまた眠りにつきます。
特に暖かい日は目覚めもよくたくさん食べますので、エサ切れには注意しましょう。冬眠中も週に1度はエサやお水交換をし、元気そうか2日に一度はそっと観察します。
ペットになると雨風の影響を受けない分、ゆっくりくつろぐことができれば寿命は伸びます。
まとめ
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