犬 のお散歩にはリードのみよりも ハーネス も装着したほうがより快適です。お時間のある方はお手製のハーネス作りにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
むずかしいものではありませんが、手抜きはご法度です。 作り方 をご紹介します。
犬のハーネスをハンドメイド?失敗しない作り方
片手間ではできない
ひとの服を一からつくることに比べれば、工作に毛の生えたような工程ですがそれでも苦手意識のある方には面倒な作業です。
1日少しずつ作業を進めてゴールにたどり着く自信のない方は、まとまった時間をつくって一気に仕上げたほうが良いでしょう。
ワンちゃんの体格によりますが、3~5時間あれば完成するはずです。
なお、大型犬や超大型犬の場合は縫製を習ったことのある方以外は市販品をお勧めします。
ハーネスの強度不足で道端で放し飼い状態になっては危険です。
ハーネス作りに用意するものは、フリース生地、キルティング生地、かばん用などの厚地ベルト(おおよそ25mm~1.2m)、マジックテープ、ニット用のミシン糸、Dかん(6こ)、メジャー、縫い針またはミシンです。
生地は家にあるもので良さげなものがあれば、それで十分です。さてまずは、型紙作りです。ここで挫折しては元も子もありません。
メジャーでワンちゃんの首輪から胸の先までの長さを測ります。切りとって広げてワンちゃんにあててみましょう。この作業に協力してくれないワンちゃんには市販品をお勧めします。
ジャストサイズではなく、背中に10cmほどの余裕を残しましょう。型紙は何回か作り直して調整します。ここでカンタンに妥協してしまうと後で作り直すハメになります。
強度が優先
型紙に納得できたら、生地の裁断です。まず裏地となるフリースを切ります。ぬいしろ部分をとることを忘れずにしましょう。
切りとったフリースに表地となるキルティングをあてます。こうすることで柄物の場合はきれいな柄の配置を考慮して調整してから裁断できます。
この時点で生地の強度に不安を感じたらほかの生地を用意するべきです。
いよいよ縫います。ミシンがあればミシンで、手縫いの場合は一針の幅を0.5mm以下にし縫い目の間隔が開かないようにして細かく縫います。
ぬいしろ部分のところを縫いますが、裏返す口の部分10cmくらいは残しておきます。裏返したら、開いた口から1周縫います。
次にベルト部分です。マジックテープを4cmくらいに2本切っておきます。ベルトは6等分します。6本のうち2本は少し長め(25cmほど)にすると便利です。
4本はDかんをつけて折り、生地の首側(両側)に1本ずつ縫いつけます。あとの2本はお腹側(両側)に縫いつけます。
さて、長めにとっておいた2本のベルトはリードにつながる部分です。ベルトを半分に折ってDかんをつけて縫います。
四角く縫い内側をバツじるしに縫うと強度が保てます。生地本体のDかんを挟み、ほつれないように切れ端を内側に折り込み縫い進めます。
もちろん両側にとりつけます。最後にマジックテープをDかんのついていないほうに縫いつけます。上下あべこべにならないように気をつけましょう。
介助用の注意
単なるお散歩ではなく、歩行の困難なワンちゃんのハーネスは介助用具として役立ちます。
元気なワンちゃんが使用するときとの違いは、上からからだを持ち上げながらの移動になりますので強度にはより神経質になる必要があります。
ハーネスを手作りするメリットは節約とオリジナルのハンドメイドで愛着がわくことでしょうが、ワンちゃんが嫌がるようなら使用中止にしましょう。
肌触りが気に入らなかったら、ハーネスをみるのも嫌だという素振りをみせるでしょうし、ストレスもたまります。
もともと介助が必要なワンちゃんであれば、ますます歩く機会が減って足腰が弱ってしまいます。
強度に問題がなく肌触りも良い生地を何枚か用意して、ワンちゃん自らに選ばせると納得しておとなしく装着してくれるかもしれません。
こうなってくると市販品を購入したほうが経済的なこともあります。市販品のほうが強度には心配がないのは確かです。
手作りハーネスで介助しながらお散歩をしていて突然生地が破れて地面に叩きつけられるリスクは可能性としては高いです。
ケガをしたり致命傷を負っては後悔してもしきれませんので、よく考えましょう。
まとめ
犬のハーネスをハンドメイド?失敗しない作り方
片手間ではできない
強度が優先
介助用の注意