犬 が 痙攣 をおこす 原因 として、問題のない痙攣もあれば病気などの原因が隠れている痙攣もあります。痙攣が起きたら、発作がおさまってから動物病へ向かいましょう。
もし、痙攣がおさまらない場合や、子犬や老犬のばあいは、痙攣が治まるまでに命の危険がありますので、すぐに病院へ駆けつけましょう。
犬の痙攣・病気・原因・症状・対処法
犬の痙攣「症状と原因」
犬が起こす痙攣の症状としては、軽くて問題のないものとして、睡眠時に起こす夢を見ている状態の時の痙攣があります。こちらであれば目を覚ました時点で、痙攣が治まります。
他にも、雷や大きな音を聞いた時に、臆病な犬であれば、驚きと恐怖で体がガタガタと震え、痙攣を起こしたように見えます。
また、重い症状のものであれば病気に関するものとして、癲癇や脳障害が原因の痙攣があります。
散歩中に足が動かなくなり、そのうちに倒れてしまい、体全体が痙攣をはじめ、声をかけても反応がなくなるなどの症状があらわれます。
また、全身ではなく体の一部が痙攣を起こすこともあります。
犬の痙攣「危険な痙攣」
痙攣も数分で終わるものから、長時間にわたって続くものもあります。数秒や数分で終わり、その後起こる気配がなければ、軽い痙攣なので命に別状はありません。
しかし、怖いのは四肢がしびれるような痙攣で、次第に歩けなくなり、体が動かくなり、犬の意識もなくなるような痙攣です。
こういった場合は、長時間続くことにより急激に、犬自身も体力を消耗し、意識がなくなるくらいであれば、胃の中の物を吐いてしまうこともあり、その際に喉に詰まらせて窒息死に至るケースが多くあります。
また、短めの痙攣を何度も繰り返し、治まらない時もとても危険な痙攣なので、すぐにでも病院に連れ行くことをお勧めします。
また、病気の種類によっては、痙攣と一緒に別の症状を発症することもあります。
痙攣以外の症状
脳の病気によっては、痙攣以外の症状がでる場合もあります。
チワワなどの頭が大きい小型犬がかかりやすいのが、水頭症と呼ばれる脳の病気で、脳脊髄液が増えて脳を圧迫する病気です。
症状として痙攣発作はもちろん、視覚障害や知覚障害、旋回行動、徘徊行動、意識レベルの低下などの症状が見られたら、水頭症の可能性があります。
他には脳腫瘍でも、癲癇のような発作が起きます。しかし絶対に癲癇のような発作が起きるとは言い難く、時には斜頸と呼ばれる、本人の意志と反する姿勢の乱れなどが生じることもあり、脳腫瘍に関してはこれといった特徴的な症状で判断するのは、とても難しくなっています。
そして一番多いのが、脳の疾患から起きる癲癇です。遺伝的なものであったり、潜在的なものであったりするので、何が原因かわからず一番厄介な痙攣です。
癲癇発作は軽いものであれば、全く見た目ではわからないくらいの、足のしびれから、ひどいものであれば泡を吹いて意識障害を起こし、失禁や脱糞してしまうものまであり、発作の頻度も犬によって違い、毎日起こす犬もいれば、季節の変わり目だけに起きるという犬もいます。
痙攣の対処法
愛犬が発作を起こしたら、まずは焦らず冷静に対処してください。発作が起きた際は、状況を良く見て判断しましょう。慌てて抱き上げたり、大きな声を出したりしないように気を付けてください。
抱き上げることで、呼吸困難を起こしてしまったり、大声をかけて悪化させてしまったりします。まずは優しく声をかけて、犬を落ち着かせて、発作が治まってきたら、様子を見ながら抱っこして病院に連れて行ってあげましょう。
ただし、老犬や子犬の場合は、治まるまでに命の危険にさらされる可能性が高いので、できるだけ様子を見ながら抱えて、すぐに病院に駆け込みましょう。
そして発作の後は、急激に体力を消耗するので、安静にして過ごすように心がけましょう。
まとめ
犬の痙攣・病気・原因・症状・対処法
犬の痙攣「症状と原因」
犬の痙攣「危険な痙攣」
痙攣以外の症状
痙攣の対処法