犬 にも人間同様 ストレス 行動がみられます。「いたずらばかりして!」と、思っていたら実はストレスサインだったということもあります。
ストレスも長期化するとハゲてしまったり噛みつくようになりますので、犬のストレス行動には気を配りましょう。
犬のストレスサインとは ~噛むのはストレス末期症状?~
犬の単発的なストレス行動
犬はストレスを感じると、どういう行動にでるのでしょうか。まずは単発的な、ストレス行動として体を固まらせる、または尻尾を丸める、ブルブルと震える。これらの状態は、負け犬と言われる犬に多く、度胸が無くて怖がり屋の犬に多い行動です。
飼い主が側にいるにも関わらず、こういった行動をとる犬は、飼い主を信頼していないために、安心感が得られずにこういった行動にでるか、出会った犬や人にひどくいじめられたなどの経験から、怯えをあらわして強いストレスを感じてしまいます。
しかしこういったストレスは、その対象物や人がいなくなると、なくなるとても軽いストレスです。ただし対象物や人がいなくなっても、同じ行動が続く場合は、要注意です。
犬の長期的なストレス行動
長い間、軽いストレスがかかり続けるとでてくるのが、体の一部を舐め続ける、あくびをする、毛が抜けてくる、などの症状がでてきます。体の一部を舐め続けることが、ハゲてしまう原因にもつながっています。
要因としては、散歩の時間が短くなったことや、飼い主が遊んでくれなくなった、お留守番の時間が長すぎる、などがあげられます。寂しさや不安感を、体を舐めることで緩和しようとしている証拠です。
こういった行動が見られた際は、直近の飼い主のスケジュールを見直してみてください。
一緒にいられる時間が減っていたり、大好きなオモチャがなくなっていたりすることもあるので、今一度確認して、犬と過ごす時間を増やしたり、オモチャを増やしてあげたりすることで、ストレスが緩和します。
犬の末期的なストレス行動
同じ場所でグルグル回る、飼い主に牙を剥く、噛みつく、などの行動は相当なストレスを抱えており、犬の中で我慢の限界にきている証拠です。
特に噛みつくなどの行動は、もう誰も信じられなくなっており、攻撃することでしかそのストレスから解放される術が、わからなくなって犬自身も混乱している状態にあります。
そして、これらの行動はもしかしたら病気を抱えているサインでもあるかもしれないのです。内臓に何かできていて、触られると激痛が走るために、抱っこしようとすると噛みつく、お年寄りであちらこちら関節痛があり、足や手を触られると痛みが走る、などの限界行動でもあるのです。
とくに同じ場所でグルグルまわるのは、老齢であれば、ボケてきているか、目や耳の病気も考えられます。
これらの行動があらわれてきた際は、愛犬をよく観察して、一体どこを触れば嫌がるのか、どうすれば嫌がらないのかを良く観察して、少しでも体におかしい所があれば、病院に連れていくなどの対処をしないと、もしかしたら犬の命にかかわる病気が隠れている可能性もあります。
小さい時からスキンシップを大事に
犬のストレス行動と言っても、普段の行動から見分けがつかないような軽いものから、完全におかしいと思える行動までたくさんあります。
しかしどんな行動でも、飼い主との普段からのスキンシップがあれば、簡単に気づけるものばかりです。
普段から体をなでて、ブラッシングなどをしてあげていれば、どこが痛いか、どこを触られるのが嫌いなのかが、わかってきます。
嬉しい時の犬の目つきや行動、嫌な時の犬の目つきや行動を、常に見ていてあげて、不安そうであれば守ってあげて、不安を取り除いてあげてください。
逆に、そういったスキンシップをしないと、ちょっと人に触られるだけでも、ストレスを感じやすい犬になってしまい、犬自身も毎日が辛くなってしまいます。
そんな思いをさせないように、できるだけ小さい時から、どこを触っても怒らないように、常にあちこち触る訓練をしておく必要も犬を飼う上では、大事なことなのではないでしょうか。
まとめ
犬のストレスサインとは ~噛むのはストレス末期症状?~
犬の単発的なストレス行動
犬の長期的なストレス行動
犬の末期的なストレス行動
小さい時からスキンシップを大事に