「犬の4つのストレス行動とストレス解消法!(前編)」では、代表的な4つの 犬 の ストレス 行動 についてご紹介いたしました。
後編では、犬のストレス行動の改善法とストレス解消法をご紹介いたします。犬にストレス行動をやめさせるためには、しっかりと原因をみつけ改善することが得策です。
犬の4つのストレス行動とストレス解消法!(後編)
犬のストレス行動を改善するには
ストレス行動をやめさせるためには、まず生活の中で犬に与えているだろうストレスの根源をみつけなければなりません。
人間にとっても衣食住は非常に重要です。犬にとっても食事や散歩の時間、トイレシートの交換は最低限定期的におこなうべきことです。
しかし人間同様に犬も犬種による特徴だけでなく、その子ごとの個性というものがあります。やんちゃな子やおとなしい子、怖がりな子、いつも寝てばかりな子などです。
性格や個性に合った環境作りや時間の使い方をしてあげなければ犬もストレスをたくさん感じる毎日を過ごすことになります。
犬用の洋服や靴、アクセサリーなどを付けることも、飼い主にとっては精一杯可愛くしてあげようとする行動でしょう。しかし犬にとっては煩わしいことかもしれません。
また全然散歩に行きたがらない様子をみて「散歩嫌いなのかもしれない」と思っていたものが、実はとても消極的で、散歩は好きだが公園や道路で多くの犬たちと関わることが苦手な犬などもいます。
これは散歩コースや散歩時間を変えることで大分緩和されることです。犬にも感情があります。
犬が本当にやってもらいたいことか、もっとやってもらいたいことがあるのではないかということをしっかりと見極めてあげることがストレス行動をなくす方法となります。
犬のストレス解消法
特にやんちゃな子や好奇心旺盛な子の場合、長時間一人で過ごすことは大きなストレスです。だからといって常に一緒にいるわけにはいきません。
また逆に犬の生活にあわせすぎた生活にしてしまうと、今度は飼い主の方にストレスが溜まってしまいます。
そのためできる限り、飼い主の生活を変えずに、犬にもストレスを与えない形での方法を考えなければなりません。
やんちゃな子や好奇心旺盛な子はじっとしていないため、長い時間興味を持てて、しかも一人で遊ぶことができるものが必要になります。
犬のおもちゃでもボールやロープ、ぬいぐるみなどは、相手と取り合ったり、投げて取りに行かせたりと飼い主など誰か相手がいないと遊べないものです。
そこで最適なものがコングというおもちゃです。コングの良い点は中におやつや餌が入れられるようになっているところです。
そして主にゴム製のものが多く噛んでも壊れにくいという点、コロコロと転がりやすいデザインという点などがあります。
犬はコングを噛んだり転がして中に入っているおやつを取り出そうとしますが、コングの穴は小さく手こずります。
手こずるということは、長い時間コングからおやつを取り出すことに必死になって、長い時間のお留守番も退屈しないということです。
そのためコングの中には簡単に取り出せる固形タイプのおやつよりも、中々取り出しにくいドライフードをふやかしたものや缶詰タイプの柔らかい肉類などの方が長い時間費やすことができるため良いでしょう。
長時間犬を一人で留守番させることが日常の場合は「留守番=一人ぼっち、退屈なこと」ではなく「楽しみが待っている」ということを覚えさせる必要があります。
そのためにはおやつのコングを与えておくことで遊び感覚でおいしいものが手に入ることが嬉しくて、留守番を嫌がらなくなります。
しかしストレスは留守番だけではありません。決まった時間の食事、散歩、かまってあげる時間もしっかり取ってあげなければストレス行動は治まりません。
言葉を話せない分、吠えたり、違う場所で排泄することで飼い主に気づかせようとします。
ストレス行動は飼い主にとってもイライラすることも多々ありますが、怒るばかりではなく、きちんとその行動の原因を考えて改善してあげるようにしましょう。
まとめ
犬の4つのストレス行動とストレス解消法!(後編)
犬のストレス行動を改善するには
犬のストレス解消法