犬の病気 においてさまざまな初期症状がありますが、嘔吐や下痢などのほかに、わずかな 震え からてんかんに転じるなど大きな病気の場合もあります。
超小型犬が小刻みに震えてる姿はよく目にするかもしれませんが、寒さではない病気の症状としてどのような震えがあるのでしょうか。
震えを安易にみない!怖い犬の病気が潜んでいる可能性も?!(前編)
寒さが原因でない震えがたくさんある?
震えと共にどのような行動をしているかによって、その震えの原因がわかる場合もあります。
もっとも代表的な震えの1つ目は寒さからです。顔をうずめて体を丸めながら震えている場合は、寒さが原因である可能性が高いでしょう。
循環機能も衰えて体温調整もしにくくなってきた老犬や、各組織が未発達の幼犬、そして成犬であってもスムース系の体毛が非常に短い犬種は、冬場に限らず、寒さから震えることが多いと言われています。
その場合は冬場だけでなく日ごろから洋服を着させる、生活している室内やケージ内の温度を高くする、震えが顕著になってきたらケージ内にヒーターを置くなどの方法をとってあげるようにしましょう。
犬の震えの2つ目は恐怖からです。苦手だったり怖い犬と会った際は、震えることもありますが、逆に後ずさりしながら吠えたり、飼い主の後ろに隠れたりすることも多いです。
しかし雷や掃除機の音は多くの犬たちが恐怖で震えることが多いです。掃除機の動物のように動き回る姿や、雷の突然鳴る低い大音量に加え、地響きする逃げ出せない状況に恐怖を感じるようです。
雷の連発する響きに、尻尾を下向きに丸め、耳も折りたたまれ、壁に寄っかかったり、ケージや部屋の隅の方に隠れながらブルブルと震えます。
このような恐怖の震えの場合は、できる限り飼い主が抱っこしてあげたり、そばに寄り添ってあげることで緩和されるようになります。
犬の震えの3つ目は病気からです。犬の病気からくる震えと疑われる場合は、震えと同時にどのような様子や行動があるかと言うことが重要です。
下痢や血便、嘔吐、湿疹、発熱、食欲不振などが震えと共にあらわれる代表的な症状と言えます。
同じ震えでも、どのような環境下で、またどのような状態で出るかによって、病院にすぐに向かうべきものかなど、飼い主はしっかりと観察する必要があります。
また寒さからだけでなく、暑さから来る熱中症でも震えをはじめ、痙攣や下痢、嘔吐といった症状が出やすくなります。
犬は体高が人間よりも低いため、地面により近く、アスファルトの暑さを直に受けやすいと言えます。
それは熱中症にもなりやすいと言えるため、夏場の散歩は十分注意する必要があります。
まとめ
震えを安易にみない!怖い犬の病気が潜んでいる可能性も?!(前編)
寒さが原因でない震えがたくさんある?