「犬の病気の中でも皮膚病はカユカユ、イライラで長期治療も(前編)」では、 犬の病気 皮膚病 の症状についてお伝えいたしました。後編では、皮膚病の注意点やケア方法、そして犬に食べさせてはいけない食品をご紹介いたします。
犬の病気の中でも皮膚病はカユカユ、イライラで長期治療も(後編)
皮膚病を避けるために注意すべき点とは?
犬の病気として罹患する頭数が多い皮膚病を避けるために注意すべき点の1つ目は、ケージ内や身につけるものを清潔にするということです。
布製のベッドは、洗髪や足を洗ったのちに体が生乾き状態で寝転んでしまったり、糞尿が付いてしまったりと、想像以上に常に湿っていたり汚れているものです。
犬に着させる洋服も汗をかいた上に泥や土などで汚れるものです。汚れは湿気や高温などによりカビなどの細菌、ダニやノミなどの寄生虫を容易に繁殖させます。
ベッドや洋服などは頻繁に洗濯して、常に清潔なものを使用するようにしましょう。
注意すべき点の2つ目とは、シャンプーやブラッシングは定期的におこなうということです。散歩あとの汚れた足などは毎回帰宅した都度洗うことをお勧めします。
体全体はブラッシングをしてあげましょう。ブラッシングをすることで、長毛タイプの犬種の場合は毛玉の作りを避けられると共に、ダニやノミをはぎ落とすメリットもあります。
そして体全体のシャンプーは2週間に一回くらいペースでおこなってあげましょう。
シャンプーは頻繁にやり過ぎても皮脂を落としすぎて乾燥肌を作ってしまったり、犬によってはシャンプー液の刺激負けをしてしまい、逆に皮膚病のリスクを高めてしまう可能性も考えられます。
また皮膚病を繰り返すと、皮膚が敏感になっていて、乾燥からかゆみを感じやすくなります。そのため洗髪後は毎回シッカリと保湿をおこないましょう。
注意すべき点の3つ目とは、アレルギー性の高い食べ物は与えないと言うことです。人間にはまったく問題ない食材でも、犬にとってはアレルギーやその他の病気の要因ともなり得る食材がたくさんあります。目や体の痒みはアレルギー反応の代表的なものです。
しかし体を掻く行動自体は犬では一般的なものであるため、飼い主としてはその反応は見落としがちです。アレルギー症状は犬自身にとって非常にストレスにも値します。
近年ドッグフードや犬用おやつはアレルギー食材を避け、年齢にあった栄養成分をバランス良く配分していて、尚且つ日本国内で製造しているという安心を求めたものが多く販売されています。
ただしその子ごとに体質は異なるため、ドッグフードやおやつ選びは慎重になります。
しかし安価で入手しやすいことを優先させた食事選びは、もしかすると飼い犬を苦しめてしまう可能性も高いということも十分理解して選んであげるようにしましょう。
犬の「これは食べちゃダメ!」の食品は?
犬が口にして病気やアレルギー反応を起こすリスクの高い食材は肉類では牛肉やラム肉、鶏肉、とうもろこしや小麦などの穀類、大豆、タマネギ、卵、牛乳やヨーグルトなどの乳製品、青魚、チョコレートなどです。
口にしたことで起こる犬の病気としては発疹やかゆみ、咳などのアレルギー反応のほか、下痢や嘔吐、痙攣、てんかん、皮膚病や胃炎、中には中毒を起こすこともあるため、日ごろからおやつ感覚で人間の食べ物を与えていた人は見直すべきでしょう。
激しい呼吸困難に陥ったり、てんかん症状などが出た場合はアレルギー反応の中でもっともひどいアナフィラキシーショックの可能性があり、最悪の場合命を落とす危険性もあります。
犬の病気は人間がペット可愛さから与え続けた食べ物が影響して発症する可能性も高いと考えられます。
そのため飼い犬を本当に可愛く長生きしてもらいたいと思うのなら、飼い主自身は犬が欲しがるものを何でも与えるのではなく、犬の体を考えた上で、シッカリと食生活を管理してあげる必要があるのです。
まとめ
犬の病気の中でも皮膚病はカユカユ、イライラで長期治療も(後編)
皮膚病を避けるために注意すべき点とは?
犬の「これは食べちゃダメ!」の食品は?