「犬の病気が潜む可能性の高い血便は、時に命の危険も!(前編)」では、 血便 の状態から考えられる 犬の病気 についてお伝えいたしました。
後編では、犬が食べるとアレルギー反応を起こす可能性のある食べ物をご紹介いたします。
アレルギーでも血便や血尿がでることもありますので、拾い食いや盗み食いをしないよう気を付けましょう。
犬の病気が潜む可能性の高い血便は、時に命の危険も!(後編)
アレルギー反応でも?!
アレルギー反応と言えば、アナフィラキシーショックは極度のアレルギー症状が出て、最悪の場合は命を落としてしまう可能性がある状態です。
おもな症状としては震え、痙攣、発熱、嘔吐、呼吸困難などがあります。
犬は食べるとアレルギー反応を起こす食品がたくさんあります。
広く知られている物としてはタマネギ、サバやサンマなどの青魚、イカやタコなどで、おもに嘔吐、下痢、貧血、皮膚かぶれなどの皮膚病、消化不良などの症状が出ます。
その中でもチョコレートやココアなどカカオの主成分であるテオブロミンが含まれている食品では、血尿や血便の症状が出る場合もあります。
室内犬の場合、飼い主が故意にアレルギー反応が起こる食品を与えていなくても、拾い食いや盗み食いのような形で、飼い主が目を離した隙に勝手に食べてしまう恐れもあり、とくに注意が必要です。
そしてもし問題の食品を食べたからといっても、必ずしも出る症状が同じとは言えません。
そのため飼い主としては、すぐにアレルギー反応とは判断しにくく、何らかの犬の病気なのではないかと疑ってしまう可能性があります。
しかしはじめに述べたように、アナフィラキシーショックのように極度の反応があらわれた場合は命の危険にもさらされるため、症状が治まらなかったり、ひどい症状が出ている場合は、すぐに獣医に診てもらうことをお勧めします。
またアレルギー性の皮膚病や外耳炎などは、一度発症すると完治しづらい上に、繰り返し症状が出やすい犬の病気です。
そのため血液検査なども含め定期的に病院を受診する習慣をつけ、症状がひどくなる前に対応できるようにしておきましょう。
まとめ
犬の病気が潜む可能性の高い血便は、時に命の危険も!(後編)
アレルギー反応でも?!