小さな ジャンガリアンハムスター の 寿命 は短く、長生きさせるためには飼育環境やフードによく気をつける必要があります。
ジャンガリアンハムスターを怪我や病気から守るためにはどんなことに注意したらよいのでしょうか。与えてはいけない食べ物は何でしょうか。
ジャンガリアンハムスターの寿命を伸ばすコツは?
ジャンガリアンハムスターの特徴
黒くつぶらな瞳を持ち、動くしぐさが愛らしいジャンガリアンハムスターはペットとして世界中で愛されています。
ジャンガリアンハムスターの原産地は、カザフスタン、シベリア、中国北部です。日本に入って来たのは1960年代後半です。
最初は実験動物として使われていましたが、90年代にはペットとして飼われるようになりました。
体長はオスが約7~12cm、メスが約6~11cmです。体重はオスが約35~45g、メスが約30~40gです。
ジャンガリアンハムスターは夜行性なので、夜は活発に動きますが、通常、昼間は寝ています。
毛色は、「ノーマル」「プディング」「ブルーサファイア」「パールホワイト」の4種類、毛柄は「パール」「インペリアル」「パイド」の3種類です。
性格は温厚で、人に慣れやすいので、初心者にも飼育しやすい動物です。
寿命を伸ばすために最適な飼育環境を与えよう
ジャンガリアンハムスターの平均寿命は約2~2年半です。元々短い寿命ですが、飼育環境が悪ければさらに寿命を縮めてしまいます。
元気で長生きできるように快適な環境を整え、こまめにケアしてあげましょう。
ケージ内を清潔に保つことは、ジャンガリアンハムスターの健康を保つために必要なことです。不衛生な環境は病気の原因となるので、ケージはこまめに掃除しましょう。
ケージは広い方がよいですが、高さがありすぎると、高所から落下して怪我をする恐れがあります。
また、金網のケージを使うと、金網のすき間に足をはさんで怪我をしてしまうことも考えられます。
金網タイプのものより、アクリルやプラスチックタイプのケージを使用する方がよいでしょう。
飼育場所の温度は20~26度が適温です。湿度は45~55%が最適です。冬の寒い時期はペット用ヒーターを使ってケージを温める必要があります。
ペット用ヒーターは、危険防止のためケージの外に設置してください。
ケージの中に設置すると、ヒーターをかじってしまいます。ペット用のパネルヒーターをケージの下に設置するとよいでしょう。
カイロを使用することもできますが、カイロをかじると危険なので、プラスチックケースに入れたものを使ってください。
与えてよい食べ物と与えてはいけない食べ物とは?
ジャンガリアンハムスターの寿命を伸ばすには、栄養バランスが取れたフードを与えることが大事です。
ハムスター用のペレットは健康を考えて作られているので主食としておすすめです。良質なタンパク質を補うために、煮干し、チーズやミルワームなども与えるとよいでしょう。
その場合、人間が食べるものではなく、ペット用の煮干しやチーズを与えます。
おやつとして、ひまわりの種やくるみを与えるのは構いませんが、カロリーが高いのでやりすぎないようにしましょう。
ジャンガリアンハムスターが食べると体調を崩したり、命に危険を及ぼす食べ物があります。
例えば、ドングリ、ゴボウ、レンコン、銀杏、ネギ類、チョコレート、アボカド、アスパラガス、牛乳などです。
ジャンガリアンハムスターの寿命を伸ばすためには、与える食べ物が健康を害さないか、よく調べてからにしてください。
フードの量が多すぎたり、カロリーが高いものをたくさん与えすぎたりすると肥満になります。肥満は病気の原因ですので、フードの与え過ぎには十分注意しましょう。
暑さと寒さに弱いジャンガリアンハムスター
ジャンガリアンハムスターの寿命を伸ばすために、病気にかからないように気をつけましょう。
各地に動物病院はありますが、ジャンガリアンハムスターの治療ができる病院は少ないです。治療できる病院が近くにあるとも限りません。
まずは怪我や病気の予防をすることが大切です。
ジャンガリアンハムスターは、暑さと寒さに弱い生き物です。
夏は熱中症で死亡する場合があります。適温は20~26度なので、室温が26度を超えたら要注意です。
冬は低体温症になることがあります。室温が20度以下になったらペット用ヒーターを使用してケージを温かく保ってください。
表情のないジャンガリアンハムスターの体調を知ることは難しくもありますが、毎日ジャンガリアンハムスターの様子をよく観察することで早期発見に繋がります。
まとめ
ジャンガリアンハムスターの寿命を伸ばすコツは?
ジャンガリアンハムスターの特徴
寿命を伸ばすために最適な飼育環境を与えよう
与えてよい食べ物と与えてはいけない食べ物とは?
暑さと寒さに弱いジャンガリアンハムスター