
鳥の愛好家から、頭の上に生えている冠羽がかわいいと評判の カンムリウズラ ですが、一般にはまだ知られていません。
カンムリウズラは、羽の色と模様が美しく、観賞用の鳥として飼育するのに向いています。カンムリウズラの 販売 元や飼育方法についてご紹介します。
カンムリウズラをヒナから育てたい!卵は販売されているの?
カンムリウズラはどんな鳥?人に慣れる?
冠をかぶったように、頭頂からぴょんと飛び出している黒くて先が丸い冠羽が特徴のカンムリウズラは、アメリカのオレゴン州、カリフォルニア州およびメキシコ西北部に分布しているキジ目キジ科の鳥です。
全長は24~28cm、体重は150~170gです。オスとメスの大きさはほぼ同じですが、メスの方が羽の色が薄く、冠羽がオスより小さいので比べてみるとすぐにわかります。
羽の色と模様が美しく、目の下から首にかけて真っ黒な部分があり、それを縁取るように白い羽が生えています。
胸から腹にかけては、白い羽がうろこのような模様を作り出しています。カンムリウズラは、その美しい姿から観賞用の鳥として人気があります。
普段飛ぶことはあまりありませんが、飛ぶ能力はあります。ケージの外に出す時は、飛んで逃げないように、窓やドアが閉まっているかしっかり確認してください。
基本的に警戒心がとても強いので、人に慣れることはほとんどありません。
まれに、ペットとしてヒナから育てたカンムリウズラが、人の手から直接エサを食べたり、手に乗ったりすることはあります。
飼育しているカンムリウズラが臆病な性格である場合は、ストレスを与えないように少し離れて観察してください。
カンムリウズラはどこで販売されている?
カンムリウズラをペットとして飼う人がまだまだ少ないため、販売している店舗は限られています。飼育すると決めたら、大きなペットショップに問い合わせるか、インターネット販売を利用するとよいでしょう。
オスの成鳥の値段は、4,000~8,000円程度、メスは、6,000~10,000円程度です。基本的に、オスとメスのつがいで販売されています。ヒナから育ててみたい人は、種卵(有精卵)を購入してください。
時折、カンムリウズラの有精卵がネットオークションで販売されています。通常は10個セットで販売されていて、2、000~3,000円程度で落札されています。
有精卵が欲しい人はオークションサイトをチェックしてみるとよいでしょう。カンムリウズラは23~24日後に卵から孵化するので、その期間を考慮してください。
なお、有精卵であっても、必ずしも孵化するとは限りません。卵から飼育する場合は、孵化器を使う方が簡単です。
孵化器は、15,000~20,000円程で、ペットショップやネットショップで販売されています。
カンムリウズラのエサは?ケージの中には何が必要?
カンムリウズラを飼育するために必要なエサやケージ、その他のアイテムは、ペットショップ、ホームセンター、ネットショップで販売されています。
カンムリウズラにはウズラ用のフード、またはチャボ用やハト用のフードを、1日に1~2回与えます。ハト用フードを使う場合は、砕いて小さくしてください。
ビタミン補給のために、小松菜、チンゲン菜、レタスなどの野菜、そして、タンパク質補給のために、コオロギやミルワームなども与えてください。
卵を産むメスには、栄養補助としてカルシウムのサプリメントを追加するとよいでしょう。
ケージは、カンムリウズラがゆったりと生活できるように面積が広いものを用意します。
床が網底であれば、足を怪我しないようにはずすか、新聞紙やペットシーツなどをしいて保護しましょう。
ケージ内に設置するものは、エサ入れ、水入れ、止まり木、砂浴び用の容器と砂です。止まり木は、カンムリウズラがゆっくり休めるように、ケージの中の低い位置に設置してください。
砂浴びには、カンムリウズラの体より大きめの容器を用意して、焼き砂をたっぷり入れてあげます。焼き砂であれば、カンムリウズラが食べても問題ないので安心です。
砂浴びはケージの外でさせる方が掃除も楽なので、外でさせる場合は、新聞紙などを下に敷いて、ゆっくり砂浴びできる環境を作ってあげてください。
カンムリウズラは寒さに弱いので、ケージの中にペット用のヒーターを設置して、常に温度を35~38度程度に保つ必要があります。
ケージを置く部屋の温度も同じように温かく保たなければなりません。年間を通して、カンムリウズラが快適に暮らせる心地よい環境を用意してあげましょう。
まとめ
カンムリウズラをヒナから育てたい!卵は販売されているの?
カンムリウズラはどんな鳥?人に慣れる?
カンムリウズラはどこで販売されている?
カンムリウズラのエサは?ケージの中には何が必要?