ダックスの中でも、一番小さいと言われている カニンヘンダックス 、実は毛の質で性格が違うことがわかっています。
カニンヘンダックスの歴史や性格を理解することで、 飼い方 を変え、自分好みのワンちゃんに変えていくことができます。
カニンヘンダックスの飼い方、毛の違いでしつけを工夫しよう
カニンヘンダックスの歴史
カニンヘンダックスの祖先と言われている、ダックスフンドの歴史はとても古く、中世の頃に作られたと犬種と言われています。
カニンヘンダックスは、単純に体が小さいから愛玩用に作られたと思われがちですが、実はきちんとした狩猟犬として作られた種類でした。
通常のダックスフンドが、アナグマなどの大きな獲物を捕まえるように作られ、カニンヘンダックスは、ウサギなどの小さな獲物を捕まえられるように作られました。
しかし、長い人間の歴史の中で戦争に巻き込まれ、純血腫の維持が難しくなり、一時期はカニンヘンダックスも数が減ってしまいました。
そこで、苦肉の策として異品種間繁殖が行われることになり、スムースとよばれる短毛種にはミニチュアピンシャーが、ロングヘアーにはパピヨンが、ワイヤーヘアーにはミニチュアシュナウザーが交配されました。
そのために、毛の違いでそれぞれ交配させた犬の性格が影響を受けることとなりました。
スムースの飼い方
もともとカニンヘンダックスは、頭が良くて甘えん坊なのですが、狩猟目的で作られた犬なので、とても行動的で活発な面もあります。見かけの小ささに比べて、とても元気なので、毎日の散歩はかかせません。
そんなカニンヘンダックスですが、スムースになると今度は、交配したミニチュアピンシャーの性格の影響を大きく受けた犬もでてきます。
ピンシャーと同じように、とても気が強くて、人見知りが激しい面もあり、知らない人には攻撃的になるという場合もあります。
スムースのカニンヘンダックスには、甘やかさずけじめのあるしつけを必要とし、強い信頼関係を築かないと、無駄吠えの多い攻撃的な犬になってしまいます。
ロングヘアーの飼い方
ロングヘアーは、パピヨンの性格を色濃く受け継ぎ、友好的で触られるのが大好きな犬が多くいます。
しかし反面、とても臆病で怖がり屋な所もあり、オオカミのような遠吠えもすることがあるので、騒音がひどい家庭やマンションなどには向いていません。
気位が高く、自分が下だと認めると、とても忠実ですが、自分の方が上だと判断すると、言うことを聞かなくなるので、飼い主は馬鹿にされないように、主従関係をはっきりさせてしつける必要があります。
ワイヤーヘアーの飼い方
ワイヤーヘアーは、シュナウザーの性格を色濃く受け継ぎ、好奇心が強く遊び好きで、家族に対しては深い愛情を示してくれます。
昔は軍用犬として使われていた歴史もあるくらい、賢くて忠実な犬種ですが、その反面、頑固でとても警戒心が強いと言われていて、うまくしつけをしないと、無駄吠えばかりする犬になってしまいますので、注意が必要です。
飼い主に従う日々の訓練やトレーニングが、ワイヤーヘアーには必要です。
飼い主の知識として知っておこう
毛の質でそれぞれの、強く出そうな性格を書いてきましたが、これは絶対にこのような性格が出る訳ではありません。
ダックス自体の性格を色濃く受け継いだ犬や、もともとの性格がとても穏やかな犬も中にはいます。
犬それぞれに個性があると思いますが、このような犬種の血も混ざっていることが、毛質からわかれば、別種の性格も実は隠れている可能性もあるのです。
知識として知っておくことで、意外な面を見つけた時に、もしかしたら別の犬種の影響もあると判断できれば、飼い主としての対応が工夫できるのではないでしょうか。
まとめ
カニンヘンダックスの飼い方、毛の違いでしつけを工夫しよう
カニンヘンダックスの歴史
スムースの飼い方
ロングヘアーの飼い方
ワイヤーヘアーの飼い方
飼い主の知識として知っておこう