「値段が高騰しても多くの人を魅了するカワウソって?(前編)」では、 カワウソ のサイズや 値段 についてお伝えいたしました。
後編では、カワウソの飼育環境についてお伝えいたします。大変値段の高価なカワウソですが、飼育はどのようにおこなうのでしょうか。
値段が高騰しても多くの人を魅了するカワウソって?(後編)
やっぱり泳げる環境が必要
それだけの苦労があって、高い値段でも何とか購入できたとしても、実際にコツメカワウソを飼うと言うことは非常に大変な面もあるようです。
コツメカワウソはそもそも川辺の付近に生息していて、川を泳いでいる魚や貝を捕って餌とします。
そのため泳ぐことがあたり前の環境の中にいる動物のため、ペットとして飼われる場合も、部屋の中を歩かせるだけでなく、ストレス発散、また運動不足にならないようにするためにも、泳げる環境を作ってあげる必要があります。
コツメカワウソが泳げる程度の大きさがあり、どこの家にもあって水が腫れる器と言えばバスタブでしょう。
しかし人間と動物で共有することを好まない人もいると思います。
そのためできればコツメカワウソ専用の遊泳場所を作れると良いでしょう。
コツメカワウソの体長が約50cmあるため、泳げるくらいの大きさでは最低でも120cm以上の収納ケースのようなものに水を張って遊ばせてあげられる状態が理想的だと言えます。
また出たり入ったりを繰り返したり、水の中でボールなどのおもちゃを使って遊んだりもするため、遊泳場所はバルコニーや庭などビッショリな状態になっても飼い主のストレスが溜まらない場所が最適です。
日ごろの餌はフェレットフードでも良いようですが、たまに生きた沢ガニなどを遊泳場所に放して、コツメカワウソが追いかけて捕食できる環境を作ってあげることも運動やストレス発散のために良いかもしれません。
またコツメカワウソはそもそも肉食のため、フェレットフード以外に新鮮な刺身や生肉など適度な補食があったほうが良いでしょう。
そして近年の珍獣ブームで受診できる病院も増えてきているとは言え、実際飼う際には、事前にコツメカワウソが受診可能な動物病院が近隣にあるかどうかを確認しておきましょう。
コツメカワウソは非常に遊び好きなため、実際飼うとなると、水遊びだけでなく、一緒に関わってあげる時間が充分に必要となります。
そのため留守がちな人や、一人の時間を楽しみたい人にとっては、コツメカワウソを飼うことは理想的とは言えません。
寿命が10年以上と長い付き合いになるため、手放すような結果を避けるためにも、じっくりと検討した上で飼うようにしましょう。
まとめ
値段が高騰しても多くの人を魅了するカワウソって? (後編)
やっぱり泳げる環境が必要