金魚 は品評会などを目指すのでなければ、お手軽にリーズナブルに飼育できるイメージがありますが 水槽 や フィルター の準備はするべきです。
金魚はものをいいませんが、できる限り良い環境を整えて緊張感をもってお世話しましょう。
金魚の水槽にフィルターは必要?なくても大丈夫?
金魚にかける時間とお金
金魚は購入しようと思い立ってペットショップへ出かけることもあるでしょうが、お祭りなどで金魚すくいをして急に家に迎えることになるケースも多いものです。
金魚すくいの金魚はもともと弱っているし、すぐに天国へ旅立ってしまうのであれこれ飼育グッズを購入するのはもったいないと考えてしまうかもしれません。
しかしそうであれば、最初から金魚すくいは控えるべきです。家にすぐに使える水槽や金魚鉢があることが大前提です。
フィルターはとりあえずなかに入れておけばすべて解決ということはなく、さまざまな種類があるので水槽よりも金魚の生命を左右します。
フィルターはゴミをとるものと思っている方も多いようですが、アンモニアの分解をする生物ろ過方式とゴミや浮遊物などを除去する物理ろ過方式の2種類があります。
従いまして、少なくとも2つのフィルターをつけるのが理想的です。
小さい水槽や金魚鉢に2つもフィルターをつけるのは現実的ではありませんし、その場合は優先順位を決めなくてはなりません。
フィルターは外部フィルター、上部フィルター、底面フィルター、外かけフィルター、投げこみ式フィルターなどがホームセンターで入手できます。
初心者の方が使用しやすいのは上部フィルター、外かけフィルター、投げこみ式フィルターです。
外かけフィルターと投げこみ式フィルターは置いていないお店はまずないであろうという商品です。
上部フィルターはやや高価で大きいので水槽内が暗くなってしまうのが欠点です。
水流とストレス
金魚の体型を観察してもわかるように、泳ぎが得意なほうではありません。
もちろん金魚は種類が多いので、たとえば和金系の金魚は動きもスムーズで速く優良スイマーな泳ぎをみせてくれます。
しかしほかの品種の金魚は水槽や金魚鉢、バケツなど以外の水辺では生きていけないだろうという不器用な泳ぎしかできません。
フィルターから排出してくる水流は、泳ぎが苦手な金魚にとって致命的なものになる可能性が高いです。
水流の強い水槽に入れられることは、この上ないストレスとなります。流れに身を任せるにしても体力は必要ですし、どんどん体力を消耗してやせ衰えていくことでしょう。
目にみえて具合が悪そうだと気がつく前に、1日も経たないうちに天に召されていることもあります。
水流を弱めるためには排水部分をご自身で改造する必要があります。こういった作業がすこぶる苦手な方にはウンザリかもしれませんが、いたってシンプルな方法です。
排水部分にプラスチックの板やスポンジなどを上手くとりつけて水の流れを変えれば良いのです。
上部フィルターの代わりに外部フィルターも良いのですが、安くて5,000円ほどと少々値が張ります。
水草とフィルター
低価格のフィルターというと底面フィルターです。低価格なだけあってろ過能力もマイルドなため初心者の方にはお勧めできません。
底面に設置するわけですから、おそうじが手間です。水草などを植えていると、メンテナンスのたびに底砂をすべてとり除く必要があります。
この作業はお時間に余裕のある方でも面倒くさくなることでしょう。メンテナンスをサボっているとあっという間に水槽内は汚れていきます。
金魚はよく食べてよく排泄するので、ほかの観賞魚よりも水槽は汚れやすいのです。水草はみためも爽やかになりますし、ささやかながら水を浄化する作用ももっています。
効果は水草の量にもよりますが、コケなどの発生を予防するはたらきもします。
金魚と相性が良い水草はアナカリスやマツモです。ただし相性が良く金魚が食べてしまうこともあります。
食べると水草は枯れて排泄物が増えて、水槽は汚れて良いことはないです。エサのほかに水草も食べていてはあきらかに食べ過ぎです。
水草を食べるなとはいえませんので、あまりにも食べてしまうようであれば外観が地味になってしまいますが、とり除きましょう。
水草に頼らず、フィルターは価格よりもメンテナンスの手間暇で選ぶと後悔も少なくて済みます。
まとめ
金魚の水槽にフィルターは必要?なくても大丈夫?
金魚にかける時間とお金
水流とストレス
水草とフィルター