金魚 は観賞魚の初心者にも飼いやすく、昔から人気があります。お部屋に 水草 や灯篭などを設置した水槽を置き、金魚を入れると、涼しさを演出するうえに鑑賞者を癒す効果があります。
金魚の水槽を美しく レイアウト するために必要なアイテムと、設置の際の注意点をご紹介します。
金魚の水槽を美しくレイアウトして癒しの空間を作ろう
日当たりのよい場所に設置するのがベスト
水槽の中に水やレイアウト用のアイテムを入れるとかなりの重さになるので、水槽を設置する場所はしっかりと安定した場所でなければなりません。
日当たりがよい場所が適していますが、直射日光は避けてください。午前中に十分に日が当たる、風通しのよい場所が最適です。
テレビやステレオなど、大きな音がするものは金魚にストレスを与えるうえ、水の入った水槽を電化製品の側に置くと危険なので、水槽は家電のすぐ横に置かないでください。
また、水の温度を適温に保たなければならないので、水槽がエアコンやヒーターの風に当たらないようにしてください。
水槽の中や周りには金魚の飼育に必要な、フィルター、エアポンプ、ヒーター、照明などを設置します。それも考慮した上で、砂利や水草などのレイアウト用アイテムをどのように配置するか考えましょう。
また、全てのアイテムを入れるのに十分な大きさの水槽を用意しましょう。エアポンプや照明などの配線やフィルターが全て隠れるようにレイアウトすると、水槽がスッキリしてより自然な景色が楽しめます。
金魚の水槽に入れてもよい底砂と水草は?
最初にレイアウトのテーマを決め、そのテーマに合うように使用するアイテムの色や形を選んでいけば早く簡単に完成します。
まずは土台となる底砂を水槽に入れます。底砂は、金魚のフンを分解するバクテリアを生息させるために欠かせないアイテムです。底砂にはさまざまな色や形があります。主役の金魚が際立ち、レイアウトのテーマにもマッチする色を選びましょう。
一般的には砂が硬くて、掃除が簡単な「大磯砂」が使われています。色がきれいな「五色砂」を敷けば明るいイメージになりますし、「溶岩石」や「セラミック」を利用すれば濾過効果も期待できます。ただし「ソイル」は金魚の飼育には向いていません。
底砂を敷く時は、手前から奥の方へだんだん高くなるように盛っていきます。奥の方を厚くして丘のように盛れば奥行きが表現できます。細かい砂を使うと水の動きですぐに平らになってしまうので、大きめの石や流木で押さえるようにするとよいでしょう。
水草も水槽を美しく飾るのに欠かせないアイテムです。金魚が休んだり卵を産んだりする場所としても利用できます。しかし、金魚は水草を食べてしまうので、美しいレイアウトを保つためにしばしば水草を交換する必要があります。
「カボンバ」「マツモ」「アナカリス」は、「金魚藻」と呼ばれていて、金魚と一緒に水槽に入れるのに向いています。値段が安く、育てるのが簡単なので、金魚がレイアウトを崩してしまった時に交換しやすい水草です。
「アヌビアス・ナナ」や「ミクロソリウム」も育てやすい水草です。葉が硬いため、金魚に食べられないという利点があります。水草を設置する時は背の低い草を手前に、背が高い草を奥に植えて、レイアウトのメリハリをつけるとよいでしょう。
ライトやオブジェで魅力的なレイアウトに
金魚の水槽にLEDライトを設置し、ライトの色で効果をつけることもできます。ただし、ライトを当てすぎると金魚にストレスを与えてしまいます。また、水槽内部に苔を繁殖させる原因となるので、ライトを当てるのは一日6時間くらいにしてください。
水槽内に石や岩を入れる場合は、購入したものでも採取したものでも、まずよく洗ってから熱湯消毒をする必要があります。これは表面についている細菌や寄生虫を殺すためです。
金魚を休ませるためのシェルターも用意するとよいでしょう。ライトを浴びたくない金魚はシェルターに隠れて休みます。シェルターの形はさまざまで、素材はプラスチック、焼き物、セラミックなどがあります。
水槽に橋、鳥居、灯篭などのオブジェを置いて、和風レイアウトに仕上げるのも人気です。おはじきやビー玉を飾ったり、バックスクリーンに和柄の紙を貼ったりすると和風の雰囲気が高まります。
オブジェを入れずに、水草や流木で自然な清流の風景を再現することもできます。流木を置く場合は、金魚を傷つけないように丸みのある木を選んでください。
アイテムを置き過ぎると、かえって見栄えが悪くなるので、バランスを見ながらレイアウトを調整するとよいでしょう。
まとめ
金魚の水槽を美しくレイアウトして癒しの空間を作ろう
日当たりのよい場所に設置するのがベスト
金魚の水槽に入れてもよい底砂と水草は?
ライトやオブジェで魅力的なレイアウトに