金魚 の 水槽 掃除 は重労働です。ですが、放置すればガラス面にコケが生え金魚が見えづらくなってしまいます。
今回は、水槽が汚れないために気を付けること、また水槽掃除を簡単にするためのお掃除グッズをご紹介致します。
金魚の水槽掃除の仕方 ~便利な掃除グッズ~
水槽が汚れる1番の原因は餌のやりすぎ
口をパクパクしているのがなんだか餌をねだっているようでついつい多めに餌をあげてしまいます。餌をたっぷりあげないとかわいそうな気がする方もいるかと思います。
しかし、それは水槽が汚くなる原因である水質悪化を招くことになります。
水質を悪化させる一番の原因は餌の食べ残しとフンによるものなのです。餌を多く与えるということはそれだけ排泄物の量が増え、食べ残しも多くなります。
金魚はフナを品種改良して生まれる魚であり、フナはコイ科の魚です。コイ科の魚は無胃魚といって胃を持ちません。
そのため、金魚は餌を与えれば与えるほど際限なく食べ続けることができるのです。
えさをやるのは1日1回、3~5分程度で食べ終えられる量で十分です。
見えないバクテリアが水をきれいにする!
食べ残しやフンなどの有機物をバクテリアが分解し、水をきれいにする方法を生物ろ過といいます。生物ろ過を行うためにはろ過器を活用します。
ろ過器にはそれぞれ何リットル用の水槽に使用できるかが書かれているので、必ずその水量以下の水槽で使います。
また、フィルター掃除の際に新しいフィルターに取り替えるのは間違いです。バクテリアがフィルター部に住み着くには大体1週間から2週間くらいかかります。
新しいフィルターに取り替えてしまうとそれまでに住み着いていたバクテリアが一気にいなくなるのでろ過不足となってしまいます。
バクテリアをなるべく落とさないようにフィルター掃除の際は、飼育水を使ってゴミを軽く落とす感じでゆすぐだけにします。
バクテリアが住み着いたバランスの取れた水槽は汚れにくくなり、掃除の手間も省けます。
水替えのタイミングはいつ?
先に述べたとおりバクテリアが住み着くには1~2週間かかるので、その間ろ過が追いつきません。
ろ過を補うために水槽を立ち上げてから2週間は毎日水換え行います。換える量は全体の3分の1くらいを換えます。
その後は水質が安定してきますので1週間に1回位に抑えます。しかしながらあくまで目安なので餌を与えすぎたと思ったらすぐに水換えを行うべきです。
持っておくと便利な掃除グッズ
大きいスポイト
食べ残しやフンなどを見つけたらすぐに除去できるように持っておくと便利です。大きいので底の深い水槽でない限り、手を濡らすことなく簡単に吸い出すことができます。
水替え用のポンプ
灯油のポンプと同じようなものです。バケツを水槽より低い位置においておけば一度吸い出すだけで自動的に水を吸い出すことができます。
三角定規
ガラス面についたコケを簡単にそぎ落とせる便利品。水替え前にそぎ落としておいて排水します。
ゴム手袋
ホームセンターなどに行けば肘まであるものが売っています。手がぬれるのがいやな人はつけて置くといいでしょう。
バケツ
水替えのとき、水場が水槽の近くにない場合、新しい水や古い水をためておくのに使います。そのため、2つあると便利です。
これらの道具があると掃除のとき楽になります。
掃除の大まかな流れとしましてはガラス面についたコケを三角定規でそぎ落とした後、フンごとポンプで水を全体の半分ほど吸い出します。
そして前日にバケツにためておいた(カルキを抜いた)新しい水を継ぎ足します。フィルター掃除はその吸い出した飼育水を使って行います。
*砂利がある場合はスポイトでゴミを吸いだしてから砂利を吸い込まないように水を吸い出します。
砂利の掃除については砂利の中にもバクテリアが生息しているため、吸い出した飼育水の中で軽くゆすぎ、ゴミを取ります。
まとめ
金魚の水槽掃除の仕方 ~便利な掃除グッズ~
水槽が汚れる1番の原因は餌のやりすぎ
見えないバクテリアが水をきれいにする!
水替えのタイミングはいつ?
持っておくと便利な掃除グッズ