1ヶ月 の子猫はまだ全てのことが飼い主や親頼りになります。食事から排泄の補助、体調管理までやってあげる必要があります。
子猫は急激に成長をするので、1ヶ月の子猫に適した育て方をすることが大切です。
今回は、 子猫の育て方 についてお伝えいたします。
生後1ヶ月の猫の育て方
生後1ヶ月の子猫の状態
子猫の販売は法律で56日(8週)を超えなければならないと決められています。
本来なら生まれてから1ヶ月前後の子猫はまだ授乳されています。母猫の身体で暖をとり、栄養をもらい、排泄も介助をされている状態です。
生後1ヶ月の子猫を育てるためには母猫と同じことをやってあげる必要があります。
このころの子猫の体重は400~500gが正常値です。
生後1ヶ月ころは授乳をやめる時期でもあるので母猫と狩りの練習などもしています。しかしまだ乳歯が生えそろっていないのであまり固いものは食べられません。
体調管理
もし生後1ヶ月前後の子猫を拾った場合は保温が非常に大切です。体温が低すぎると自力でミルクを吸えない恐れがありますのでしっかりと身体を温めてあげます。
ミルクを飲まないと脱水症状になるおそれがあるので、そういった場合はすぐに動物病院へ行って診察してもらってください。
このころの子猫は免疫力が低いのでなんらかの病気にかかってしまっている心配もあります。
毛並みや目・鼻・口の周り、肛門などが汚れていないか見てください。肛門が汚れている場合は下痢で脱水症状になっているかもしれません。
生後1ヶ月の子猫の育て方
あまりにも体力がなく、自力で哺乳瓶などからミルクを吸えない場合は、小さめのスポイトで流し込みます。
その際には状態を少し起こしてあげて気管や肺に入ってしまはないように気を付けてください。
しかし、たくさん栄養を摂ってほしいからといって無理に飲ませてもだめなので最初は舐めさせる程度から慣れさせます。
また子猫は生後1ヶ月後半ころから離乳食に変わります。子猫用ミルクが受け付けない場合は子猫用ウェットフードやドライフードをふやかしたものなら食べることもあります。
まだ母猫から暖をもらっている時期なので、段ボールにタオルを敷いてカイロをあてたり、湯たんぽやお湯を入れたペットボトルなどをタオルで巻いていれておいてあげます。
適正温度は35度前後で、それ以上高いと低温やけどをしてしまう可能性がありますので暖房器具や道具をタオルなどに巻かずに直で子猫と触れさせるのは避けます。
排泄の促し方は、ぬるま湯に浸したガーゼなどで肛門付近を優しく叩きます。本来であれば母猫が舐めて排泄を促すので、ぬるま湯で温めたガーゼなどを使うことも大切です。
また、授乳期はほとんど排便をしないので、排尿しかなくても正常です。
生後1~2ヶ月ころから母猫から狩りのやり方を教わる時期なので、猫用のおもちゃで遊んであげても大丈夫です。
このころになったら病院で寄生虫などがいないか、健康面や予防接種を考えていく必要があります。
離乳食
子猫は生後3週間から4週間を過ぎるとミルクから食べ物に興味を持ち始めます。
しかし乳歯はまだほとんど生えていない状態なのでドライフードは食べられませんので子猫用の離乳食を与えます。
子猫の離乳食は粉状のものからペースト状のものまでさまざまありますが、高栄養のものを選びましょう。動物病院でも購入することができます。
離乳食を始めるにあたり、最初は1口程度から与えて便の状態を確認して少しずつ増やしていくことをおすすめします。
もともとアレルギーがある可能性もありますし胃腸が弱い場合もあるので、下痢をしていないか確認しながら離乳食を進めていきます。
離乳食を始める1週間ほどは離乳食を1日1回から3回にしてミルクを4回ほど与える程度に留めて少しずつ慣らしていきます。
便の状態が問題ないようで、また子猫が離乳食をほしがるようであれば臨機応変に与える回数や量を調節してあげます。
ミルクを吸うのと離乳食を食べるのでは口や舌の動きが異なるので最初のうちは上手く食べられなかったり、こぼしてしまったりするかもしれませんが問題ありません。
離乳食を始めて1週間から2週間はミルクで主に栄養を摂るようにします。
また、この時期に栄養をたくさん摂ってほしくていろいろな食材を与える方がいいというわけではなく、一説にはアレルギーを発症する可能性があるともいわれています。
子猫にも肉好きや魚好きといろいろ好みがあるかと思いますが、与えた離乳食を食べるようであればさまざまな食材を与えなくても問題ないかと考えられます。
まとめ
生後1ヶ月の子猫の状態
体調管理
生後1ヶ月の子猫の育て方
離乳食