「高額な値段も納得な最大級のカラフルインコ、コンゴウインコ(前編)」では、 コンゴウインコ の特徴をお伝えいたしました。
後編では、コンゴウインコの 値段 や飼い方をご紹介いたします。
高額な値段も納得な最大級のカラフルインコ、コンゴウインコ(後編)
コンゴウインコ 絶滅の危機に
コンゴウインコの中でもミイロコンゴウインコ、ゴッスミイロコンゴウインコ、グァダルプコンゴウインコ、セントクロコンゴウインコ、ハイチコンゴウインコは既に絶滅しているといわれています。
そのほかにもすでに自然界では絶滅している可能性が高い種類もいるようです。
絶滅の危険が高いものはワシントン条約で厳しい制約がかけられている種類に登録されているため、販売目的の国際取引は禁止、輸出入には政府の許可が必要となります。
そのため店頭にはほとんど並ばない種類も多くいます。
絶滅の危機にさらされている原因の1つめは森林伐採などによる環境破壊です。
それによりコンゴウインコをはじめ、木の実や果実を餌にしている鳥類やそのほかの動物たちの餌が減少することで、自然界に生息できる場所が急激に減少し、個体数がますます増えづらくなっているということです。
伐採された木々はおもに先進国であるアメリカを中心にヨーロッパ諸国や日本に輸出されていて、日本も原因の一つとなるということです。
絶滅の危機にさらされている原因の2つめとして密猟や密売です。コンゴウインコに限らず、野生動物がペットとして人気を博すことで需要数が急激に増加します。
そもそも個体数が減少している珍獣は日本をはじめとした需要のある国のペットショップなどでは高い値段がつけられて販売されることから、それに目をつけた密売人などによって生息地での密猟などが横行することで、ますます数が減るという悪循環が発生しているということなのです。
どんなものを食べて、慣れてくれるの?
ルリコンゴウインコなど中には入手しやすい種類もいますが、ワシントン条約での保護動物となってから、多くの種類のコンゴウインコには中々お目にかかりづらくなっていることは確かです。
また値段も30万円から高額では50万円以上、100万円近くの値段をつけて販売しているショップもあるようです。
野生に生息しているコンゴウインコのおもな食べ物は木の実や果実になります。
しかしペットとして飼う場合は、大型インコ用のペレットやひまわりの種、バナナやリンゴなどであれば準備もしやすく、コンゴウインコも喜んで食べてくれます。
また鋭く強靱なくちばしで硬いクルミやナッツ類なども容易に噛み砕くことができ、割ったのちは上手に足でもってくちばしや舌を使って殻の中のナッツ類を食べます。
ペットとして飼った場合慣れるかどうかという点に関しては、非常に人懐こいと言えるようです。頭や首などを掻いてあげると気持ちよくて、首を落として「もっと掻いて」と要求してくることもあります。
腕を出せば手乗りインコ状態をすることも可能ですが、セキセイインコなどとは異なり、種類によっては1kg以上もあって爪も鋭いことから、人間も注意が必要です。
非常に賢いため、おもちゃを与えると一人で遊ぶこともあります。機嫌が良いと体を横に揺らして踊ることもあります。
非常に慣れやすいため飼いやすく感じますが、難点としては鳴き声が大きいということです。単に大きいということではなく、日に何度か雄叫びのように声をあげる習性があり、その声の大きさは想像以上と言えるでしょう。
もしコンゴウインコをペットとして検討している場合は、部屋飼いはもちろん、近隣住民への影響も考え、マンションなど集合住宅で飼うことは難しいでしょう。
まとめ
高額な値段も納得な最大級のカラフルインコ、コンゴウインコ(後編)
コンゴウインコ 絶滅の危機に
どんなものを食べて、慣れてくれるの?