「コザクラインコの特徴・値段・飼い方・注意点(前編)」では、 コザクラインコ の特徴や販売価格についてお伝えいたしました。
後編では、コザクラインコの 飼い方 やしつけのコツをお伝えいたします。コザクラインコは、とても賢くおしゃべりを好むインコです。
コザクラインコの特徴・値段・飼い方・注意点(後編)
コザクラインコのしつけ
インコの中には賢い種類が多く、コザクラインコもその一種と言えます。
コザクラインコは大型ではないため、人間に大きな危害を与えるものではありませんが、やはり飼う以上はできる限り人間生活に適応できると、より愛情深く飼うことができるようになるのではないでしょうか。
ではコザクラインコの飼い方としてはどのような点に注意すればよいのでしょうか。
コザクラインコは噛み癖がある子が比較的多いと言われています。犬も子犬から飼い始めると、幼いころには遊びの中で甘噛みをよくやります。
子犬の乳歯は小さいながらも比較的鋭い歯も多いため飼い主が傷だらけで対応することもあります。
子犬は飼い主の「痛い、痛い」と言いながら手を引く様子が、喜んで遊んでくれていると解釈して、より甘噛みを続けます。
コザクラインコを含めた各種インコも幼いころの甘噛みをはじめ、成長しても噛み癖がある個体が多いと言われています。
飼い主も「子供だから仕方がない」という甘さから寛容に受け止めて、為すがままで放置しておく人もいるようです。
しかしこの癖は幼いころや飼い始めの段階からしっかりとしつけておかないと、インコも間違った解釈のまま成長してしまい、噛み癖を直すチャンスをなくしてしまいます。
インコなどの鳥類は、犬のように嬉しいときに尻尾を振るなど、はっきりと目でみてわかる心情の表現がないようで、非常にしつけがしにくいように感じます。
では噛み癖に対してどのような形でしつけをおこなったら良いのでしょうか。コザクラインコは非常に賢さがあり、あまり上手ではないもののおしゃべりを好む個体もいます。
名前を呼ぶときちんと鳴いて反応もしてくれます。そのためしっかりと教えればきちんとしつけもできる子が多いようです。
噛んできたときにはくちばしの生え際付近をコツンと軽く突くということを繰り返すことで、徐々に噛み癖が少なくなってくることがあるようです。
しかしコツンと叱って噛むことをやめた際には、きちんと撫でたり優しい言葉をかけて褒めてあげましょう。叱ってばかりの飼い方をするとしつけが逆効果になってしまう可能性があります。
また日ごろからかじり木などを小屋に入れておいたり、部屋で放す際には遊び道具として牛乳パックの上下をくりぬいたもの、トイレットペーパーの芯など、かじっても害のないものやゴミが出にくいものを与えることで、かじったり中に入ったり転がしたりと遊ぶことでストレス発散でき、噛み癖が少なくなる子も多いようです。
コザクラインコの飼い方と注意点
コザクラインコは非常に懐きやすい動物と言われています。
コザクラインコをはじめ鳥類を飼い始めた人の中には、実際は家族からは犬や猫を飼いたいとせがまれたが、スペースの問題や散歩、鳴き声、経費的問題などから、妥協策としてインコを選択したという声もあるようです。
当初はそのような理由であっても、実際コザクラインコを飼い始めると、あまりの人懐こさや可愛らしい出で立ちや振る舞いなどから、結果的に非常に心惹かれる人たちも多いようです。
しかし可愛さや人懐こさとしては人気が高いですが、実際飼うとなるとコザクラインコの鳴き声には頭を悩ます飼い主も少なくないようです。
ニワトリの遠吠えのような鳴き方ではないものの、非常に甲高い声で、想像以上に響き渡る鳴き声のために近所からの苦情が気になり、結果的に人に譲るなどして手放す人もいるようです。
人懐こい性格から飼い主の気を引くためだったり、ご機嫌なとき、また野外の鳥たちのまねや反応する形で盛んに鳴くことが多いようです。
ペットショップはさまざまな動物の声が入り交じっていて賑やかな環境のため、その中でコザクラインコが鳴いていてもあまり気にならないかもしれません。
しかし自宅で飼う場合、コザクラインコが鳴く機会は住人が在宅の時ばかりではありません。飼い主が不在のために寂しくて泣き続ける場合もあります。
そういった状況も考え、どんな場合でも鳴いてもあまり害がないかを十分検討し、もし飼ったら長い付き合いになることを考え、適切な飼い方をしっかりと学んでから購入しましょう。
まとめ
人懐こいけど「鳴き声注意」の飼い方が必要なコザクラインコ(後編)
コザクラインコのしつけ
コザクラインコの飼い方と注意点