猫 の 去勢 手術は、血統書付きのブリーディングやショー用の猫でない限りは手術を受けることをすすめられます。
今回は、猫に去勢手術をするメリットや時期、手順、費用についてご紹介いたします。
猫の去勢手術・時期・手順・費用・メリット
去勢手術 猫のメリット
去勢手術とは、オス猫であれば精巣を摘出して子猫ができないようにします。メス猫であれば卵巣と子宮を摘出して、妊娠できなくします。これが去勢手術です。
猫の体に対してのメリットとしては、オス猫なら精巣がないので精巣の病気になりません。もちろんメス猫であれば、子宮や卵巣関係の病気になることがなくなります。
発情期のメスやオスを求めるストレスから猫は解放されて、穏やかな性格になります。
去勢手術 飼い主のメリット
飼い主にとって一番の問題は、発情期です。
オス猫であれば、発情期になると一番やっかいなスプレーという行動を起こします。
これは、発情期の時のマーキング方法なのですが、室内飼いの猫であれば、部屋中におしっこをまき散らすと言う恐ろしい行為です。
猫を飼ったことのある人であればわかると思うのですが、猫のおしっこやうんちの臭いは消臭スプレーなどでは誤魔化しがきかないくらい、臭いが強いのです。
ましてやスプレー状にまき散らすので、細かい霧となり部屋中に充満します。部屋の中はあっという間に、ひどい臭いの悪臭部屋と化してしまいます。
去勢手術をすることで、この恐ろしい悪習を封じることができます。
そしてオスは発情期になると、メスを求めて遠出をします。
室内飼いの猫であれば脱走するようになり、別の野良猫のテリトリーをまたいでしまえば、ケンカを売られて大けがをしたあげく、帰れなくなり、死んでしまうこともあります。
ひどければ交通事故にあってしまうこともあります。もちろんメス猫も同じです。
基本的にはスプレー行動はオス猫がやりますが、たまにメス猫でもやる猫がいます。
メス猫は遠出や脱走はしませんが、オスを呼び夜通しなくことがあります。飼い主は寝不足に陥ります。
去勢手術をすれば、こういった問題行動を抑止することができるのです。
猫の去勢手術の手順と費用
去勢手術をする際は、事前に獣医さんに電話して聞いておきましょう。
急に発情し始めたから、すぐにやってください!という訳には行きません。予約しなければいけないのです。そして、去勢は猫の体重が2kg以上になると手術することができます。
年齢でいうと、メスなら生後4~7か月、オスなら6~8か月くらいにはできます。
しかし、去勢手術をお願いする獣医さんによると思うので、必ず猫を飼った時点でどこの獣医さんに頼むか決めて、電話で聞いておくとよいでしょう。
費用に関しては、オスであれば卵巣だけの手術になるので1万円~2万円、メスであれば子宮と卵巣があるので、1万5千円~3万円が相場になります。
ただし術後の経過観察でも、料金はとられるので順調であっても、プラス1万円くらいは大目に見積もっておいた方が良いでしょう。
手術をしないと
上記に述べたような行動を、猫を飼う時点で飼い主が把握していて、対応策を持っているのであれば問題はないのですが、大半の人がそういう心がけを持たないまま、野良猫などを飼ってしまっている場合があります。
そして、上記のような問題行動にぶつかった時に、大半の人が簡単に猫を捨ててしまいます。するとその猫は、また別の猫と交尾して、野良猫が増えていくのです。
そして、ひどい虐待を受けたり、ひどい事故にあったりと、可哀想な猫が増えて行きます。生き延びても、保健所で殺処分が待っているかもしれません。
たとえ小さな生き物でも、命の大切さは人間と同じだと言うことを念頭において、猫を飼う際は、必ず去勢手術を自分自身が大変にならないためにも、やっていくことが必要です。
まとめ
猫の去勢手術・時期・手順・費用・メリット
去勢手術 猫のメリット
去勢手術 飼い主のメリット
猫の去勢手術の手順と費用
手術をしないと