メガロドラス はアマゾン川の原産です。一般に寒いところよりは暖かいところの魚のほうが成長スピードはゆっくりです。寿命は10年以上も夢ではありません。成長すると最大60~70cmの大きさに成長します。
今回は、メガロドラスの飼育方法や混泳、気を付けなければならない病気についてお伝えいたします。
メガロドラスの飼い方 ~特徴と飼育方法、混泳、病気~
メガロドラスの成長
メガロドラスはアマゾン川の原産です。一般に寒いところよりは暖かいところの魚のほうが成長スピードはゆっくりめです。
寿命は頑張れば10年以上も夢ではありません。幼魚を購入してきたときは、個体のサイズに見合った水槽でも良いですが成長すると最大60~70cmほどになることを考えると、最初から大きめの水槽を準備してもせっかちではないでしょう。
幼魚のうちに天に召される可能性もありますし、なんともいえませんが新品を用意するのであれば最低でも90cm以上の水槽が必要です。
小さい水槽に入れられ続けると、成長ホルモンの分泌が抑制されて大きくならないことがありますがそれは不自然で健康にもよくありませんので、大きい水槽を用意しましょう。
10年以上の生活を考えると途中で何度か水槽の買い替えも検討しなくてはならないでしょうから、支出に耐えられるかもよく考えないといけません。
大きい水槽には大きいろ過槽も必要です。大きい魚は出るものも多いですから、水質の悪化スピードは早めです。
週に1度は水換えをするのが健やかな生活を維持しやすいでしょう。大きいので一つの水槽で2匹以上飼うのはやめたほうが良いです。魚にも対人ストレスのようなものはあります。
1匹はかわいそうだから2匹というのは飼い主の勝手な想像です。よほど大きい水槽でなければ1匹のほうがストレスを感じずにのびのびと成長できるでしょう。
メガロドラスの病気
病気にならないためには、まずは水質と水温を安定させる必要があります。
水温は22~28度くらいを死守します。白点病にかかりやすいのですが、薬にすこぶる弱いので水換えを行い水温を32度くらいまで上昇して1、2日経過をみます。これで回復の兆しがみられれば幸運です。
治癒する見込みがなさそうな場合は、「マラカイトグリーン」を1/3~1/5ほどで使用して見守りましょう。それでも治らないときは動物病院で診察してもらっても良いですが、移動が問題です。
訪問診療をしている病院を前もって調べておきましょう。魚類は診察しない病院もありますし、自力でなんとかならなかった場合の最終手段としてはあまりアテにならないと心得ておくべきです。
スレ傷や皮ふ病を患った場合は、「トリートメントタンク」を用意して水槽から移します。物入りでひるむくらいなら最初から飼うのはやめておきましょう。
その後、「グリーンFゴールド」を1/2くらい使用して経過をみます。
寄生虫には「リフィッシュ」を1/2以下で、エロモナス症には「観パラ」の使用が推奨されていますが必ず治る保証はありません。これらの投薬後は水質測定をこまめに行いPHと硬度が上昇していないかチェックします。
メガロドラス飼育の先輩のなかには、ほかの方法で治したという方もいらしゃるかもしれませんし、いろいろと信頼に足る情報を収集しても良いでしょう。
メガロドラスとの混泳
メガロドラスだけでは華やかさに欠けるので、混泳をさせたいなというのはごもっともです。メガロドラスは温和でケンカもしないので、いろいろな魚と混泳ができます。大きさと泳ぐ位置にさえ気をつければ大丈夫です。
メガロドラスの口に入ってしまうサイズは、お腹がすいていなくても口に入ってしまうことが多々あります。反対にメガロドラスよりも大きい魚ではメガロドラスが食べられてしまいます。
食べられないにしてもメガロドラスにしてみれば自分よりも大きい魚の登場は、歓迎しません。水槽の主はあくまでもメガロドラスで、ほかの魚が大きな顔をしているような環境にはしないようにしましょう。
またメガロドラスはからだの側面にトゲがあります。それでほかの魚がケガをしたり、メガロドラスを食べて死ぬこともありますので要注意です。
仲良く混泳するには、水槽の上のほうを泳ぐ魚が良いです。メガロドラスは水槽の底面でのんびりしていたいので、お邪魔にならない魚が合格です。
まとめ
メガロドラスの飼い方 ~特徴と飼育方法、混泳、病気~
メガロドラスの成長
メガロドラスの病気
メガロドラスとの混泳