二本足で立つ姿が非常に愛らしい ミーアキャット はここ数年で ペット としてもとても人気となっています。テレビなどでみるペットのミーアキャットは非常に人間慣れして飼いやすくみえますが、実際誰でも簡単にペットにできるのでしょうか。
今回はミーアキャットを紹介します。
ミーアキャットをペットとして飼うためのい・ろ・は(前編)
ペットとして飼いやすいの?
ミーアキャットは昼行性のため、一日の流れが人間と同じのため、生活サイクルからみると比較的飼いやすいと言えます。
野生動物としてのミーアキャットは臆病であると共に比較的荒い気性の持ち主と言われているため、個体によってはペットとして飼ってもあまり懐かない場合もあるようです。
ただしペットショップなどで販売されている子達は、ショップ店員などに頻繁に触られたりして密に関わる機会も多いことから、基本的には甘えん坊の子が多いようで、かまって欲しくてすり寄ってきたり甘噛みして遊んでもらうことをせがんだりもするようです。
しかしあくまでも個体ごとの性格があります。
購入検討している場合は、写真だけでのネット購入などは避け、できる限り頻繁にペットショップなどに通い、実際抱かせてもらったり触れ合う機会をもらい、人間を怖がらないかどうかなどその子の性格をよくみてから決定することをお勧めします。
ペットとしての環境作りは?
南アフリカ共和国をはじめ、暖かい国を生息地とするミーアキャットは、ペットとして生活する上でも小屋は25度以上に保つ必要があります。
特に冬場はヒーターを備え付けることをお勧めします。その際直接体が触れて低温やけどにならないように、ヒーターにタオルなどを巻くなど工夫しましょう。
ミーアキャットと言えば、二本足で立つ姿が非常に印象的と言えるでしょう。
これは元々の生息地での昼夜の気温差が激しいために、暖かい日中に体を温める習性が本能と残っていておこなうようです。
またもう一つは見張りのためです。ミーアキャットは基本的に数十頭での集団生活をする習性があり、土の中に穴を掘って生活をします。
特別な武器となるものがないため天敵から襲われる危険性があることから、巣となる穴付近に遠くまで見渡せるように二本足で立つことで天敵からの攻撃を未然に防ぐようにしているのです。
部屋飼いの場合でも、晴れの日には陽が差し込むほうに向かって二本足で立ち上がってお腹を温めるための日光浴をします。
冬場にはストーブの前に陣取って長時間ずっと二本足で立ち続けて、その温々とした心地よさから居眠りしてしまうという可愛らしい姿をみせてくれる子もいるそうです。
この穴蔵で生活する習性から、ペットとする場合は小屋の中には潜り込んだり、体が包まれたりした状態で寝られる場所を作ると安心して小屋に慣れてくれるようです。
まとめ
ミーアキャットをペットとして飼うためのい・ろ・は(前編)
ペットとして飼いやすいの?
ペットとしての環境作りは?