ミニブタ を ペット として飼う人が増えています。しかしミニといえどもブタは豚です。賢いらしいですが実際のところそんなに頭が良いのか疑問に思っている方も少なからずいらっしゃることでしょう。
今回はミニブタの特性や寿命、飼い方についてご紹介いたします。
ペットとしてのミニブタの飼い方 ~性格や寿命、餌~
ミニブタはきれい好き
ブタというと泥だらけになって遊ぶのが好きな、あるいは養豚場の雰囲気を思い出してあれを家のなかで飼うのか…と躊躇するかもしれません。
しかしながらミニブタは家畜のブタさんとは一線を画します。
とても清潔好きで食事とトイレの場所が近いことを嫌がったりします。きちんと躾ければ、ワンちゃんねこちゃんよりも楽にトイレトレーニングを修了しますし手のかからないペットです。
愛情をもって接すれば飼い主さんにもよくなつきます。ミニブタに限らずブタは集団生活をするものなので、相手が人間や犬猫などであっても接触する機会が日常的にあればそのなかに身を置いて生活していくことができます。
むしろ性格的にはさみしがり屋さんなほうで、ひとりで過ごすことは先祖代々苦手意識があるかもしれません。ミニブタの仲間でなくても体温のある生き物と一緒に過ごすのが好きといえるでしょう。
ひとりで留守番するのはあまり得意ではなく、そのストレスを紛らわすためにソファや家具などをかじったりすることもあるようです。
飼い主へのあてつけにトイレではないところでトイレを済ませるようなことは、きれい好きで自尊心が高いのでレアなケースです。
また手足に力がなさそうにみえますが、力はふつうサイズの犬猫よりも強かったりします。体力に自信のない方には苦労が目にみえているので、飼うのはよく考えましょう。
運動不足は寿命を縮める
ミニブタは決してグータラな性格ではありません。牧場などで子ブタのレースをしていますが、ミニブタも運動は大好きです。毎日少なくとも20分以上の散歩をさせましょう。
庭に放して20分運動させるよりも外に出てワンちゃんのようにお散歩をするのが、気分転換にもなりますしもともと賢い頭の体操にもなるのです。
犬用のハーネスで体格に合うものを用意しても良いですし、手作りをするのも良いでしょう。
手作りの場合は人間の服をつくるような強度では全然足りないので、手縫いではなくミシン縫いのほうが長持ちします。
散歩に出て初めてこんなに力があったのかと気づくこともあるでしょう。職業犬のようにからだの胴回りをスッポリと覆えるつくりのものが安全です。
ミニブタはまだまだ珍しいですから、散歩中に注目を浴びることもあります。いくら大人しいとはいえ過信は禁物です。何かの拍子によそさまに危害を加えないとも限りません。公園で放したりするのはやめましょう。
また拾い食いには要注意です。目に入った食べられそうな草は口に入れてしまいます。ふだん散歩するような道や公演の草には十中八九除草剤が含まれていますので、食べないように注意しましょう。
加えて被毛がないので、夏の暑さには格別弱いです。日没後に散歩に出るほうが喜びます。アスファルトが熱いときには外出しないほうが良いです。
ミニブタの飼い方
家畜のブタの命は儚いものですが、ペットのミニブタの平均寿命は10~15才くらいです。長生きには食事と運動、健康診断が欠かせません。
食べることは大好きですが、腹7分目くらいを1日2回で十分です。賢いのですが与えられると全部食べようとしますし太りやすいようです。その点は自分で体重管理をしてダイエットをする一部の犬種よりも幼い脳といえます。
加工食品は与えないほうが色つやも保てますし病気にもかかりにくくなります。肥満体型になると人間と同じように関節炎や心臓の疾患を引き起こすリスクが上がります。
ブタは痩せているほうが不健康にみえるかもしれませんが、適正な体型をキープするのが飼い主のつとめです。
そしてストレスフリーな生活のためにはご飯と寝床、トイレはそれぞれ離れた場所に用意しましょう。食事場所の隣にトイレがあるのは人間同様に嫌がります。
寝床はミニブタ用のケージは入手困難なため大型犬用のケージが最適です。
習性である鼻掘りができないとストレスで鬱になってしまうので、お庭がない場合は鼻掘り用の玉砂利をケージに入れてあげましょう。
まとめ
ペットとしてのミニブタの飼い方 ~性格や寿命、餌~
ミニブタはきれい好き
運動不足は寿命を縮める
ミニブタの飼い方