ミニブタ を飼ってみたいとお考えの方は多いことでしょう。
小さいブタさんを室内で悠々と飼育することをイメージしていると、気がついたら大きくなりすぎて困っているということになりかねません。
体重 を管理するのは飼い主さんのつとめです。
ミニではなくなる?ミニブタの体重をキープする方法
手乗りサイズではない
どのくらいのサイズまでを「ミニ」とよぶかは人それぞれ個人差があると思います。
ミニブタはブタのなかではミニに分類されますが、一般的にはとてもミニな外見ではありません。
もちろん産まれたときは小さいですし最初の数ヶ月は2、3kgほどのちょっと重いぬいぐるみのような愛らしさです。
しかしながら最終的には30~50kgほどの大型犬のような存在感になることを覚悟しましょう。ブタは犬猫ほど足先を器用に使えないですが、力はあります。
機嫌が悪いと暴れることもあるので、小さいお子さんやお年寄りのみでお留守番をするのは危険です。
個体差はあるものの、40kg前後の体重をキープするように気をつけてあげるべきです。あまりに大きくなると動物病院で診療拒否されてしまう恐れもあります。
もともとミニブタは家畜として扱われて診療しない動物病院も多いので、近所にみてもらえるクリニックがあるか確認してからお迎えしましょう。
ミニブタのご飯はミニブタ専用のものがマストです。間違ってもドッグフードなどを与えてはなりません。雑食で胃腸も丈夫そうにみえますが、意外とデリケートで体調を崩しやすいのです。ほかに野菜、果物、牧草もあると喜びます。
注意が必要なのは拾い食いやつまみ食いです。特に玉ねぎ、お肉、チョコ、りんごや桃あるいは梅などの種の大きな果実、青いトマトは体調を崩す原因になります。
口にしたらすぐに倒れるわけではないですが、量によっては危険です。
ご飯の管理は必須
産まれたてのミニブタを迎える機会はあまりないことですが、生後3週間はミルクでお腹を満たします。そのあとはミルクの量を減らしてミニブタ専用の固形のエサも与えるようにします。
食欲旺盛なイメージがありますが、この時期のミニブタはまだミルクを好むのでなかなか固形のエサには興味を示しません。
食べることを強制すると余計に嫌がるようになりますので、気長に見守りましょう。
満生後2ヶ月を過ぎたくらいからは、本格的にミニブタ専用のエサも与え始めます。200~300ccくらいを1日3~4回に小分けして与えます。
生後4ヶ月目に入るくらいからは、量を増やして300~400ccを朝と夕にわけて食べさせます。もっと食べたそうにしているかもしれませんが、心を鬼にして量は守りましょう。
生後6ヶ月以降は400~500ccを朝夕それぞれ与えて体格の変化を確認しながら量を調節してください。
ミニブタはちょっと丸っこいほうが可愛いですが、骨ばってなくて肋骨が触れるとわかるくらいの体型が健康的とされています。
生活習慣病になりやすいので、口の届くところにお菓子を置きっぱなしにしたり、家庭菜園や畑に近づけないように気をつけないとなんでも食べて肥満になります。
ストレス発散で過食防止
ミニブタの知能は高く、犬と同等かしつけ次第で犬以上も目指せます。ただし食べることに関しては、食べてはいけないと教え込むことは不可能です。
トイレや屋内での行動範囲をしつけることは容易です。外にお散歩に出かけることや庭で泥浴びや穴掘りをすることは良い運動にもなり、体調を維持するのに役立ちます。
散歩も泥浴びもなく、お風呂以外に遊ぶことがないと徐々にストレスで攻撃的になることもあります。
きれい好きですから、お風呂にはこまめに入れてあげるとご機嫌になりますが、泥浴びや穴掘りなくしてミニブタのストレスを発散させることはできません。
住宅事情によりむずかしい場合はミニブタの飼育は断念しましょう。ストレスがたまると食べ物に対して見境がなくなることがあります。これは人間と同じです。
食卓に上がり込んできたり、冷蔵庫を開けたときに割り込んできたり、持っているお菓子の袋を奪われたりして家のなかはカオス状態になりかねません。
毎日でなくても良いので、少なくとも週に1度はお散歩や泥浴び、穴掘りのできる環境を用意して、疲れきってご飯を食べながら居眠りしてしまうくらいが理想です。
ストレスで過食して100kg越えになるとミニブタも周りの皆も心身ともに疲れてしまいます。
まとめ
ミニでなくなる?ミニブタの体重をキープする方法
手乗りサイズではない
ご飯の管理は必須
ストレス発散で過食防止