愛嬌のある ミニチュアシュナウザー を飼ってみたいと考え中の方々のなかには、 毛色 の種類があることをご存じない方も多いのではないでしょうか。
今回は、最も一般的な ソルト&ペッパー という毛色についてご紹介いたします。
ミニチュアシュナウザーの毛色の特徴は?ソルト&ペッパーの場合
毛色と性格
ミニチュアシュナウザーのお顔の最大の特徴でもあり魅力は、濃い眉毛と長い口ひげです。この二つはほかの犬種ではなかなかみられません。
このお顔は成犬になってから完成するのではなく、仔犬の頃からみられます。むしろ毛色は仔犬のほうが成犬よりもはっきりと濃いようです。
毛色はグレーやブラック、ホワイト、ソルトの4色あり単色や2色ミックスの個体がいます。
ソルト&ペッパーはホワイトとグレーのグラデーションです。縞模様のようにみえるほど、グレーとホワイトの被毛が交互に生えています。
お顔の周囲とお足元の被毛はやわらかく、頭から背中、お尻にかけては硬い被毛が密集しています。
単色のほうが素直な性格で、縞模様はむずかしい性格ということは全くありません。
毛色によって性格を分析することは、血液型や星座で人間の性格を分析するのと同じくらいアテになりません。性格は生育環境としつけが9割、遺伝が1割と心得ましょう。
ミニチュアシュナウザーはとても頭が良いので、しつけに苦労することはないです。従順で活発ですが、TPOをわきまえて行動することができます。
飼い主に対する忠誠心は強いですが、たとえ家族であってもお互いにあまり興味がないといつまでたってもそっけない態度をとります。
そっけない人間にまで人懐っこく接するほど甘えん坊ではないということです。
スクエア体型で丈夫
ドライな性格で支配欲がほかの犬種と比べて弱いので、ほかにペットがいても大丈夫です。
自分以外の犬猫が飼い主さんにベッタリでもそれに対してストレスを感じるような幼稚な性格ではありません。
体型は小さくて可愛いイメージがありますが、抱っこすると仔犬の頃から筋肉質なことがわかります。四角く骨太な体型はケガをしにくく頑丈です。
オスとメスで体高の差はなく、おおよそ30~35cmが平均的です。体高と体長が1:1でほぼ均等のスクエア体型はみる者のほおを緩ませてくれます。
お耳は前に折れているのも可愛いですが、断耳して立たせることもあります。
立たせたほうが湿気もこもらず病気にはなりにくいでしょうし、より番犬としての素質に磨きがかかります。
もともとテリア気質で攻撃的な面もあり肝が据わっているので小さいながら番犬に適しています。
ソルト&ペッパーに関係なく抜け毛は少ない代わりに、伸びやすいのでブラッシングは毎日のように念入りにしたほうが良いです。
甘やかし禁止
体型から察しがつくとおり、激しい運動は必要ないのがミニチュアシュナウザーです。長時間よりも短時間の散歩を朝夕連れて行くほうが喜びます。
自由に遊べるドッグランはできれば定期的に通いたいところです。外に連れ出す前にしっかりとしつけておかないと、噛みグセもつきやすいので注意が必要です。
頭が良いので主従関係が最初に構築できていないと、手の施しようのないわがままさんになってしまいます。
あきらかに住まいが不衛生で放ったらかしにしなければ、さほどストレスはたまらない犬種ですが長時間のお留守番は苦手です。
番犬になるのはたとえば夜一緒に寝ているときに侵入者や火災に気づくなど、留守番以外のときを想定したほうが良いです。
小さいとついつい甘やかしたくなりますが、愛情と甘やかしは全く別物です。甘やかして吠えグセ、噛みグセがついてしまい外で煙たがられては飼い主も本人も良い気分ではありません。
ソルト&ペッパーはむずかしい性格で飼いにくいというイメージをご近所さんに持たれないように気をつけましょう。
頭が良いということは、ちょっとしたことで神経質になったり人間不信になったりすると以前のような信頼関係を築くのが容易ではないということです。
厳しくしすぎてもストレスになりますし、甘やかしすぎても後悔します。セラピー効果を求める方には適さない犬種かもしれません。
飼い主ご自身にストレスがない(少ない)という方に飼われるほうがしあわせです。
まとめ
ミニチュアシュナウザーの毛色の特徴は?ソルト&ペッパーの場合
毛色と性格
スクエア体型で丈夫
甘やかし禁止