モルモット はおとなしく、ご飯さえ与えていれば犬猫と比べてお世話が楽というイメージをお持ちの方も多いことでしょう。
しかしながら実はそれほど静かでおとなしい動物でもないのです。いろいろな 鳴き声 があることをご紹介します。
モルモットの鳴き声を聞きわけて良い飼い主になる!!
無表情で訴える
モルモットは表情で気分を察しようとしてもなかなかむずかしいですが、鳴き声である程度わかることもあります。
もちろん100%すべての個体に当てはまるとは限りませんが、知らないよりは参考になります。
鳴き声プラス長く一緒に過ごしているうちにわかり合えることもあるので、みているだけで無関心にならないように気をつけましょう。
まず平時の鳴き方は「ピーピー」、「キュキュキュー」などです。人によって聞こえ方は異なるかもしれませんがリラックスしてくつろいでいるとき、ご飯の時間だとわかったときなど嬉しい気持ちのあらわれです。
この鳴き方を滅多にしないモルちゃんはストレスが多いか病気の可能性があります。人間であれば性格によって喜怒哀楽があまりわかりやすくあらわれないことも心配ではありませんが、嬉しさを隠す動物はいません。
ちなみに体調が悪いことを隠そうとするのは自然なことです。弱っていることを天敵に悟られると命に関わるからです。
次に非常時の鳴き方は「グルル」、「ドゥルルルル」という緊張感のある鳴き声です。
慣れ親しんだペットショップから飼い主さんの家に迎えられたときは、緊張と警戒心が強いのでこのような鳴き方をしているかもしれません。
身の危険がないと判断できたら「キューキュー」、「ピーピー」と鳴き始めるでしょう。繊細な動物ですからちょっとしたことで恐怖を感じたり興奮してしばらく「グルルルルルルルル」と鳴いているときは、原因を排除してそっとしておいてあげましょう。
ユニークな鳴き声
個体差はありますが、リラックスできる環境で育つと明るくお調子者の性格に成長し、鳴き声のバリエーションも豊富になります。犬猫と比べて飼い主に興味を持たないのではないかと思われがちですが、そんなことはありません。
信頼関係ができていればかまってほしくて「クイクイクイッ」と鳴いたりします。モルちゃんを多頭飼いしているケースでは、仲間に対してこんな声を出すこともあります。
ちなみにモルモットがお鼻を合わせているのはご挨拶のようなもので、ケンカではありません。
1匹飼いのモルちゃんが「クイクイクイクイクイクイ」と一日中鳴いていらっしゃったらさみしくて仕方がないという状態です。
忙しくても1日1回はケージから出してなでてあげたり、遊んであげましょう。
さみしくはないけれども外に出してほしいという自立心旺盛なモルちゃんは「ホリョホリョホニョニョ」、「プピープイプイプイプイ」などと鳴きます。
外で遊びたい、ご飯をちょうだいというときに耳にすることが多いです。あまり無視するとストレスになってしまいますので、適度にかまってあげましょう。
近隣への配慮
犬猫ではないのでご近所さまへの気遣いは不要と早合点して飼い始めるとエライ目に遭います。
モルモットの鳴き声は決して大きくはないですし、穏やかな環境で飼われれば鳴くことも少ないです。
ですからモルモットやハムスター、小鳥などは集合住宅でも飼って良いケースが多くなっています。
しかしモルモットは特にご飯を催促するときの声などは甲高く通りやすいものです。にぎやかな家のなかでは気にならなくても、よその静かな家にはよく聞こえていたりします。
また好きで飼っているひとは良いですが、苦手な他人にしてみれば玄関を開閉したときに少し鳴き声が聞こえたりニオイが漏れ出るのも気になるものです。
住宅は第一に人間の住まいですので、集合住宅であれば尚の事ご近所さまへは最初に一言ご挨拶をして、お会いするたびに気遣いをみせるなどのことはしたほうが良いでしょう。
猛獣を飼っているわけでもないのに、と思われるかもしれませんが窓は閉めて防音カーテンをするなどの対策を講じましょう。
もちろん空気の入れ替えは必要ですから、ケージのある部屋の換気をするときにはケージをほかの部屋へ移すなどの労苦は惜しまずにまめまめしく働きましょう。
まとめ
モルモットの鳴き声を聞きわけて良い飼い主になる!!
無表情で訴える
ユニークな鳴き声
近隣への配慮