「ムササビの姿は?鳴き声は?それってモモンガでは?(前編)」では、モモンガと ムササビ の外見の違いや 鳴き声 の違いをご紹介しました。
後編では、ムササビやモモンガの販売価格や生についてご紹介いたします。
ムササビの姿は?鳴き声は?それってモモンガでは?(後編)
ムササビって飼うことはできるの?
ムササビはペットとして飼うことができません。
ただし前述のように、国内固有の動物でありながら、国内での捕獲が不可能なため、稀に市場に出回っているムササビは日本に生息している物とは種類が異なり、海外の特有のムササビの一種が輸出されたものです。
そのためほかの動物と比べるとムササビの販売個体数の稀少さは歴然です。
モモンガと比べても販売個体数は格段に少なく、百数十万円で販売されている場合もあるようです。
一方同じリス科のモモンガの中でもフクロモモンガという種類は日本国内でも比較的多く販売されており、高いものになると20万円超を付けていますが、安いものであれば2万円弱で販売しているショップが多いようです。
それでももちろん犬や猫ほどの個体数は販売されていませんが、近年の珍獣好きな人たちの増加で、大きなペットシップであれば、常に一匹は展示しているところもあります。
同じように高い場所を滑空できるモモンガとムササビをみても、手のひらサイズのフクロモモンガと比べ、ムササビは超小型犬や小型犬程度の体長があります。
飼うからには是非滑空する姿をみたいものですが、その程度の大きさの個体を室内で滑空させることはなかなか難しく、またかなり希少で高額であることが手が出しづらい点でもあるようです。
しかし珍しい動物はペットにしたくても餌が昆虫や生肉を好む種類の動物もいますが、ムササビは木の実や野菜が主体となるため、餌やりに苦労することはないでしょう。
幼いころから飼い始めると人間にも慣れますが、個体によっては凶暴性があり、手指に噛みついたりすることもあるため、飼う前にしっかりと個体の性格が確認できたほうが良いでしょう。
また夜行性のため、室内飼いでは夜中に室内を滑空したり、ケージ内で動き回る音などが、人間の睡眠の妨げになる可能性もありますので、充分考慮してから飼うようにしましょう。
そして日本固有のムササビの鳴き声は、夜間の活動時に生息地に訪れることで、繁殖期や人間に遭遇したときの警戒の際など稀に聞くことができます。
またかなり希少ではありますが、ペットショップで販売されているムササビは海外特有の種類のムササビの一種のため、残念ながら日本固有のムササビと鳴き声の違いがあるのかどうかなどの情報はほとんどありません。
実際、販売している店頭で耳にするしかないようですが、まず販売されている店舗を探すことも非常に難しいと言えます。
一方日本固有のムササビの鳴き声は、一見、大きめなインコのような鳥類の声にも聞こえる鳴き声で、「キュルルル」と高い音で鳴きます。
人間などが近くにいるなど警戒している場合は、少し低めの強い鳴き声を発します。
これ以上人間がムササビの住処や餌を奪って絶滅の危機に推し進めることをしないよう、温かい目で見守ってあげたいものです。
まとめ
ムササビの姿は?鳴き声は?それってモモンガでは? (後編)
ムササビって飼うことはできるの?