猫 の 長毛種 の 種類 として、一番歴史が古く長毛種の起源となっていると推測されるのはペルシャ猫です。ペルシャ猫は近親交配によって、異常が起きることを避けるために、異種交配が繰り返されてきました。
そのために現在でも、長毛種は穏やかで大人しい性格の猫が多く、寝てばかりいるので近年では、肥満になってしまう猫が多くなっています。
猫の種類 ~長毛種の飼い方~
猫の長毛種の歴史
猫の長毛種の起源ははっきりとわかっていませんが、一説では突然変異からはじまったといわれています。
その突然変異の猫たちを掛け合わせて、長毛種の猫たちが作られたと言われています。
なかでも一番歴史が古く、いろいろな長毛種の起源になっているのではと言われているのがペルシャ猫です。
ペルシャ猫は18世紀には、ヨーロッパで飼い猫としてその美しさと愛らしさに人気がでて、19世紀にはアメリカに輸出されるほどの大人気となりました。
そして現在にいたるまで、ペルシャ猫は愛されています。
ペルシャ猫との交配種
ペルシャ猫は近親交配によって、異常が起きることを避けるために、異種交配が繰り返されてきました。
そのために、長毛種の中でもペルシャ猫の血を受け継いだ種類が多く見られます。
チンチラ
チンチラは交配どころか、ペルシャ猫そのもので、ペルシャ猫の中でも毛色や目の色が決められており、その規定にあったものが、チンチラと呼ばれます。
ペルシャ猫の毛色のひとつを、別名としてチンチラと呼んでいると考えた方が、わかりやすいのではないでしょうか。
ヒマラヤン
この猫種は、ペルシャ猫に並び人気を誇るシャム猫との交配によってできた猫種です。
シャム猫の気品と、ペルシャ猫の美しい被毛を持った猫を作りたかった愛猫家たちが、こぞって交配をし、できたのがこのヒマラヤンでした。
ブリティッシュショートヘア
わかりうる起源では、ペルシャ猫とイギリス原産の猫を、交配させて作られた猫種と言われていますが、長い歴史の中で、ロシアンブルーや雑種の猫との交配などもあり、長毛種であった時期もあったようですが、ブリティッシュショートヘアはペルシャ猫とは違い現在では短毛種となってしまっています。
長毛種の性格
長い歴史の中で、人間の都合のいいように作られてきた長毛種は、人間の望みどおりの性格にも作り替えられています。
ヨーロッパの上流階級では、窓辺に美しくたたずむために、性格は穏和で大人しく、しかも人間に忠実で、抱かさるのが好きで、活発ではないように作り変えてしまいました。
そのために現在でも、長毛種は穏やかで大人しい性格の猫が多く、寝てばかりいるので近年では、肥満になってしまう猫が多くなっています。
長毛種を飼うコツ
長毛種の被毛はとても美しくて、多くの人が飼いたいと思うような猫です。
性格も穏和で手が掛からないように見えますが、実はとても手がかかるのです。
それは、被毛を維持するために毎日数回のブラッシングが欠かせないからです。
被毛の絡まりを見つけたら、こまめにブラッシングをしてあげられるような飼い主でなければ、すぐに長毛種は病気になってしまいます。
長毛種がかかりやすい病気の中には、毛求症という病気があり、猫が毛づくろいをすることで、毛を飲み込んでお腹に毛玉ができてしまう病気です。
きちんと吐き出すことができれば問題はないのですが、吐き出せないままお腹に溜まっていくと、腸閉塞などの大変な病気になってしまいます。
短毛種に比べると、抜ける毛の長さはとても長いものになりますので、毛球ができる率も短毛種に比べると、あがってきます。
ズボラな飼い主であれば、あっと言う間に病気になり、手遅れになる可能性もあるのです。
やはり美しい被毛を維持するためには、飼い主の目に見えない努力と愛情が必要だということです。
まとめ
猫の種類 ~長毛種の飼い方~
猫の長毛種の歴史
ペルシャ猫との交配種
長毛種の性格
長毛種を飼うコツ