ほかの動物と比べて、 猫 はよく 吐く と言われています。
多くがグルーミングによって飲み込んでしまった毛を吐くためですが、毛玉ではなく 餌 を吐くなど別の理由の場合、病気の可能性が高いのでしょうか。
どのような原因が考えられるのか調べてみました。
愛猫が食べた餌をよく吐く。食べ過ぎ?それとも病気?(前編)
吐くパターンとはどういう時?
猫に限らず、動物が吐く原因にはどのようなことがあるのでしょうか。
吐く原因の1つめは車酔いです。人間同様にドライブ好きな猫もいれば、車をみただけで尻尾を股の間に丸め逃げ回るほど車が大嫌いな猫もいます。
犬よりも車酔いしづらいとも言われていますが、それも個体ごとに異なります。乗車直前に食事を与えると、車酔いで餌を吐く場合もあります。
あまり空腹過ぎても良くないですが、基本的には昼ごろ出発の場合は、朝一番で食事をさせた以降はおやつなども与えないようにしましょう。満腹は嘔吐を導きやすくなります。
またまだ消化していない段階で乗車することで与えた餌がそのまま吐き出されることもあります。
乗車の際は、早めに食事を与え、事前に酔い止めを飲ませた上で、できる限り、普段使いのタオルやクッションなどを入れたキャリーバッグにしまってあげて安心できる臭いに包まれた状態で乗せてあげるようにしましょう。
吐く原因の2つめは異物を飲んでしまった場合です。猫は警戒心が強い動物ではありますが、逆に好奇心も強い部分もあります。
そのため興味をそそりそうな食べ物をキッチンやテーブルに放置しておくことは危険です。
もし焼き魚や煮魚などを食べてしまった場合、大きい骨を飲み込んで、喉に詰まらせ、吐き出そうという思いと苦しさから何度も嘔吐することがあります。
食べ物以外でも飲み込んだものによっては、最悪の場合、開腹手術が必要な場合もありますので十分注意しましょう。
またチョコレートやネギなどのように、猫にとって中毒性の高いものを食べてしまった場合、嘔吐だけでなく、痙攣、呼吸困難なども併発し、最悪の場合、命を落としかねません。
吐く原因の3つめは食べ過ぎです。飼い主は愛猫をどうしても甘やかしてしまい、餌をあげすぎたり、頻繁におやつをあげてしまいがちです。
近年では海外産の餌に含まれていた添加物が原因で飼い犬が命を落とした例などもあるため、口に入るものには十分な配慮と、与える量にも注意しましょう。
吐く原因の4つめは病気の場合です。
餌を食べてもすぐに吐き出してしまったり、嘔吐物に血が混じっていたり、嘔吐以外に下痢や痙攣、起き上がることもできないなど、嘔吐以外にさまざまな症状がある場合は何らかの病気に罹患している可能性が高いと言えます。
おもに消化器系の炎症や腫瘍ができた場合、嘔吐することが多いと言えます。
また脳に腫瘍ができた場合も嘔吐を繰り返す場合もあるため、日に何度も嘔吐を繰り返す場合はできる限り早めに受診するようにしましょう。
吐く原因の5つめはグルーミングによる毛玉の吐き出しです。
多くの時間グルーミングをすることで、知らず知らずのうちに胃の中に消化されない毛が残ってしまい、それを出すために吐く行為をおこないます。
まとめ
愛猫が食べた餌をよく吐く。食べ過ぎ?それとも病気?(前編)
吐くパターンとはどういう時?