「飼い猫が風邪っぽい?薬はなにがいい?(前編)」では、市販されている 猫 の 風邪 薬 をご紹介いたしました。後編では、病院で処方される猫用の風邪薬や風邪の予防方法についてお伝えいたします。
飼い猫が風邪っぽい?薬はなにがいい?(後編)
病院で処方してもらえる薬
猫風邪の症状によりますが、一般的には「抗ウイルス剤」「抗生物質」が処方されます。また、症状の度合いによっては注射や点滴などをしてもらうこともあります。
一般的な猫風邪と呼ばれる症状で、処方される薬を調べてみました。
「クラミジア」は、抗生物質を投与して治療します。症状がまだ軽いうちであれば酷くならないうちに回復することが可能ですが、重症化している場合は合わせてインターフェロン注射や、点滴をすることも。
投薬中に目に見えた症状がよくなったとしても、潜伏してしまうことがありますので決められた期間(およそ4週間)はしっかり投与してください。
「ヘルペスウイルス」、「カリシウイルス感染症」は、インターフェロンを投与して免疫力を高めます。これらのウイルスを直接攻撃する薬がありませんので、猫の自然治癒力を高めて待つしかありません。
およそ2周間ほどで回復しますので、脱水症状や栄養補給に気をつけて、温度を保った静かな環境で休ませてあげることがいいです。
個人輸入で購入する場合
アシビルDT400mg
抗ウイルス剤で、ゾビラックスのジェネリック医薬品になります。
ヘルペスウイルスの再発防止の薬ですが、初期症状の治療に効果がみられています。実際に動物病院で勧められて購入している方もいるので安心です。
セファレキシン(CEFF DT)250mg 150錠
感染症の治療などに効果のある抗生物質で、ケフレックスのジェネリック医薬品になります。
ゾビラックス(ジェネリック医薬品も)などの抗ウイルス剤と併用が可能です。
嘔吐や下痢などの症状がみられた場合は、すぐに獣医師に相談をしてください。アレルギーなどに敏感な仔には特に注意が必要です。
猫風邪の予防法
基本的にワクチン接種で予防することが可能です。
「ヘルペスウイルス」、「カリシウイルス感染症」は三種混合ワクチンですが、「猫クラミジア感染症」は5種混合ワクチンもしくは7種混合ワクチンになります。
3種では、猫ウイルス性鼻気管炎、猫カリシウイルス、猫汎白血球減少症のワクチンが、5種では3種混合にプラスで猫白血病ウイルス感染症、猫クラミジア感染症のワクチンが接種できます。
完全室内飼いの場合でも、ヘルペスウイルスなどは非常に感染力の高いウイルスなので3種混合ワクチンを摂取しておくことが推奨されています。外に出ることが多い場合は、5種混合ワクチンを摂取しておいたほうが良いでしょう。
まとめ
飼い猫が風邪っぽい?薬はなにがいい?(後編)
病院で処方してもらえる薬
個人輸入で購入する場合
猫風邪の予防法